What is "高専"?

専攻科について

 専攻科は高専5年間の課程卒業者を主たる対象者として、さらに深く教育研究が行えるように設けられた2年制の課程です。徳山高専には平成7年度に、全国で10番目に設置されました。
 専攻科では日本技術者教育認定機構(JABEE)の「設計情報工学」プログラムの修了認定を受けることができます。また、一定の要件を満たせば、大学改革支援・学位授与機構から「学士」の学位を得ることができます。したがって、専攻科を修了すれば、応用理学部門の技術士補の資格が与えられ、技術士および国際的技術者への道が大きく広がります。また、大学の学部卒業者と全く同じ資格になり、大学院への進学も可能となります。大学院では、学部卒業者とひと味違った活躍が期待されます。これまでの専攻科修了生の大学院での評価は高く、推薦入学を実施する大学院が急激に増加しています。
 入学料は84,600円、年間授業料は234,600円です。これは高専本科と同じ金額であり、国立大学のおよそ4割です。したがって本科から大学3年次へ編入するコースと比べると、経済的負担がずいぶん軽くなっています。

 

徳山高専専攻科の特徴

1.特別研究の重視・充実

 本校において卒業研究を重視・充実した方針を継続発展させ、本校専攻科でも特別研究を学修成果の集大成として位置づけています。専攻科では「さらに高度な開発能力」を育成するため、特別研究の成果の公表に関し、次の基本方針を定めています。

目標:学会誌への掲載
 
単位認定要件:学協会での発表

特別研究の目標

 学内では2年次末に特別研究発表会を開き、論文集を刊行しています。なお、特別研究の指導はその資格を満たした教員が担当しています。

2.活発な学協会での発表

 特別研究の成果は広く学協会に発表されており、その状況はきわめて活発です。 学協会における講演発表は例年平均25~30件程度なされています。また学生の研究が学会から表彰される例も多いなど、目標としている「さらに高度な開発能力」を育成しつつあります。これらの実績は学外からきわめて高い評価を受けています。

3.充実した教養科目

 技術者として「世界に通用する」ためには、地球規模でいろいろなことを考え、行動することが強く求められています。コミュニケーション能力も、英語のみならず日本語に関しても、あるレベルまで養う必要があります。また、基礎科学の知識も広く修得しておくことが肝要です。さらに、リーダーシップのとれる技術者として、就業への心構えを整えることも重要です。これらの要求に対応できるよう、「技術者の倫理」「国際比較文化論」「日本語表現法」「生命科学」「産業論」など、充実した教養科目を開設しています。

4.基礎学力、特に英語力の充実

 「世界に通用する」技術者になるためには、国際的な共通語である英語力の育成抜きにはその実現は考えられません。本校専攻科では、その実現のため有用な多くの科目を開設し、具体的にはTOEICを対象に、次の基本方針を定めています。

目標:TOEICスコア470以上
 
 

5.実践力と結びついた知識の総合化と創造力の育成

 高専では、「高度なモノづくりをなしうる実践力」を養うことをめざしています。それを可能にするには様々な知識が必要であり、特に本校がめざしている複合技術分野ではその必要性が増してきます。本校専攻科では、それらの実現には知識の総合化が不可欠であると考えており、そのためいくつかの総合科目や実験ならびに演習を準備しています。
 また、創造力の育成も重要なポイントです。自主的に取り組む講義や演習を通じ、本科で培った創造力に総合力を加味し、さらに磨きをかけるよう努力しています。

6.密度の濃い長期インターンシップの実施

 「実践力」のある「開発型」技術者として成長するためには、現実の課題に取り組む訓練を積むことがきわめて重要です。本校専攻科では、1年次の前期にインターンシップを行います。企業などで課題に取り組むことにより、社会で通用する知識を確認し、それらをさらにブラッシュアップするとともに、不足している知識を知り、新たな課題を見出すことにもなります。インターンシップをより有効に機能させるため、実習期間は約2ヶ月と長期間にわたります。

7.社会人の受け入れ

 本校では、企業との共同研究を積極的に行う方針を打ち出しています。その意味からも、企業で活躍している社会人技術者に広く門戸を開放し、積極的に受け入れる体制をとっています。技術や知識のリフレッシュを主目的とする場合はもちろんですが、企業で抱えている問題にじっくりと取り組むことも可能です。

8.入学者選抜方法

 選抜方法は学校長推薦、社会人特別選抜、学力選抜の3とおりがあります。本専攻科の大きな特徴は、学校長推薦において卒業研究計画書を課している点であり、研究面における基礎的素養ならびに研究への意欲を評価しています。

 

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