校長メッセージ

 

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校長 阿部 恵

  徳山工業高等専門学校は、次代を切り拓く技術者の育成を担う教育機関として、我が国の高度経済成長と工業化に伴う社会の強い要望のもと、1974年に周南市(当時、徳山市)に高等教育機関として設立されました。以来、地域とともに歩みながら、多くの優れた技術者を社会に送り出してまいりました。
 本校は、「技術を愛する人、信頼される人」の理念のもと、中学校卒業後に入学する5年一貫教育の本科と、その上に設置された2年制の専攻科からなる教育体制を整えています。本科は、機械電気工学科、情報電子工学科、土木建築工学科の3学科から構成され、各学科において複数の専門分野を組み合わせた特色ある教育を行っています。さらに専攻科では、より高度で実践的な専門知識と技術の修得が可能です。
 本校では、多くの技術分野で不可欠となっている「情報技術」を基盤とし、創立以来の特色である「複合技術」と融合させることで、社会の変化に対応できる実践的技術者の育成を目指しています。「世界に通用する実践力のある開発型技術者の育成」を教育目標に掲げ、講義や演習に加え、実験・実習や課題発見・解決型の学びを通じて、7つの能力、すなわち、①基本的能力(工学の基礎知識・スキル)、②専門的能力(複合分野の専門知識・スキル)、③ 汎用的技能(課題発見・解決、コミュニケーションスキルなど)、④人間力(自己管理力、責任感、チームワークなど)、⑤創造的思考力(知識・スキルを活用・統合し創成する能力)、⑥異文化対応力、⑦倫理的判断力といった総合的な力を育んでいます。
 また、グローバル社会で活躍できる人材の育成にも力をいれており、海外派遣や留学の機会を積極的に提供するとともに、海外協定校からの学生受入れも推進しています。さらに、地域・自治体・企業との連携によるインターンシップや共同活動を通じて、実社会とつながる学びを展開し、技術力と人間力の双方を高めています。
 加えて、本校の学生は学内外で主体的に活動しており、学生会活動やボランティア、地域連携事業などを通じて、社会との関わりの中で責任感や協働性を育んでいます。その成果は各種コンテストや競技会にも表れており、プログラミングコンテストやデザインコンペティション、スポーツ大会など多様な分野で優れた実績を収めています。さらに、国際プログラミングコンテストへの出場・受賞など、活躍の場は世界へと広がっています。
 現在、世界は先行きが不透明で変化の激しい時代にあります。このような時代において求められるのは、確かな専門性に加え、多様な価値観を理解し、他者と協働しながら新しい価値を創造できる人材です。本校は、学生一人ひとりが技術と人間性を兼ね備え、社会に信頼される技術者として主体的に行動できるよう、教育の充実に努めてまいります。 

徳山工業高等専門学校長 阿部 恵

 

 

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