グローバル高専事業(展開型)

 徳山工業高等専門学校は、昭和49年に我が国有数の規模を誇るコンビナートが立地する周南市(旧徳山市)を中心とした近隣地域の強い要望に応える形で、機械電気工学科、情報電子工学科、土木建築工学科の3つの複合学科で設置されました。以来、40年間、「技術を愛する人物、人々から信頼される人物を育み、広く社会の安全と人々の幸福に寄与する」ことを建学の理念とし、「世界に通用する実践力のある開発型技術者を目指す人材の育成」を学習・教育到達目標として掲げ、地域企業を中心として、多くの人材を送り出しています。卒業生の地域指向も強く、地元からも地域企業を支える技術者として期待されています。
 山口県の周防灘を臨む周南3市は、周南コンビナートと呼ばれる各種プラント企業群、鉄道車両、自動車、造船、鉄鋼、製薬などの製造業が基盤産業としての役割を担い、財政力指数はいずれも県内トップクラスにあって市民生活を力強く支えています。これらの企業群は、化学、エネルギー、医療、環境などの分野で高い技術力を誇り、大量かつ高純度の水素を生成し、次世代産業育成に向けた高いポテンシャルを持ち、県内就職を希望する多くの学生を受け入れ雇用の大きな受け皿となっています。一方、国際競争の激化や国内需要の後退懸念から、これらの企業群の中には海外進出を始めた企業も多く、こうした地域企業のグローバル化への対応も、人材供給側における課題となっています。
 山口県では、平成19年3月に「次世代周南コンビナート形成基本戦略 ~周南コンビナート競争力強化戦略のシナリオ~」を、そして、平成25年7月に「やまぐち産業戦略推進計画」を打ち出しています。そこでは、瀬戸内の物流拠点でもある周南広域都市圏のコンビナート関連企業の活性化を、山口県全体の産業推進の起爆剤としようとする戦略的な事業計画が示されています。これらの基本戦略や推進計画では、いずれもこれらの企業群を支える人材育成が課題として挙げられており、特に「やまぐち産業戦略推進計画」では、高専における人材育成のカリキュラムの構築も視野に入れた構想が示されています。
 本事業は、地域との強い絆を持つ本校としての特色を生かし、地域企業群を支える人材育成へのより深い貢献を目標とし、地域企業のグローバル化を支える実践的技術者を育成するための"青い鳥"グローバル教育プログラムを開発し、英語力にとどまらない、地域企業のグローバル化における課題を解決する能力を育成する教育プログラムを開発することを特色としています。

 

 

 

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報告書

 フィリピン視察報告(2017年8月28日~9月4日)

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