国際交流

トビタテ!留学JAPAN高校生コース7期生 上津原君のマレーシアレポート その1

 

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マレーシアについてからもう1週間を迎えました。英語ではなく、マレー語が使われる場面がかなり多くて、分からないことだらけでしたが、マレーシアの人々は日本人にとても優しくしてくれて、少しずつ馴染んできました。

マレーシアについてまず驚いたのは、歩道が整備されていないことです。車社会のため歩く人はほとんどおらず、横断歩道もほとんどありません。そのため、タクシーアプリのGrabを頻繁に使用しました。スマホで現在地と目的地を指定するだけでタクシーを呼ぶ事ができるので、今後日本でも普及するのではと感じました。

道や水道などのインフラが十分に整備されていない一方で、すぐ横には近代的な都市開発が進んでいるエリアもあります。マラ工科大学(UiTM)から1km離れた場所にはiCityというショッピングモールなどを含む巨大な複合施設があり、周囲とのギャップにとても驚きました。開発エリアと未開発エリアの間には大きな格差があります。街の至る所で工事が行われており、騒音や悪臭といった問題はありますが、今後も成長し続ける街だと感じました。
研究室での活動は本格的には始動していませんが、Castepというソフトを使用した酸化亜鉛の研究を提案していただきました。理想通りというわけではないですが、こちらの要望を最大限取り入れられるように努力していただき、レーザーカッターや3Dプリンターを使いたいという要望にも応じていただきました。
 
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まだ研究は始まっていませんが、アンバサダー活動やプログラミングなど、できることを探して積極的に行動しました。
アンバサダー活動は、体験型の活動を行いたかったので、折り紙を折る活動を行いました。折り紙を選んでもらい、鶴かバラのどちらかを折りました。とても気に入ってもらえたようで、研究室の壁に飾ってもらいました。また、得意のプログラミングを活かして、自作ゲームを作成しました。一緒に遊んでもらっただけでなく、プログラムを書き換えて難易度を変えて遊んだりもしました。
 
 
 
 
車で行きたいところに連れてってもらったり、料理を頼んでいただいたり、研究室の皆さんが積極的に色々な活動を計画してくださったので、たくさん新しいことを体験する事ができました。近くの観光名所を教えていただいたり、交通手段を教えていただいたり、分からないことがあったら親身に相談に乗ってくださいました。また、みんなでレストランに食べにいったこともありました。
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食事で一番困った点は、ハラルの問題です。日本から持って行ったお土産のほとんどにハラムの添加物が含まれていたため、あまり渡す事ができませんでした。添加物の原料にまで注意を払う必要がありました。甘いものと辛いものが多いので、同時に食べると良かったです。栄養が偏る際はサプリを使用しました。問題点もありましたが、マレーシアの料理はどれも美味しくて、種類も豊富なので毎日楽しいです!
日曜日は、宇部高専の学生とKLCCに行きました。電車の支払いには交通系ICカードのTouch'n Goを用いました。切符を使っている人はおらず、デジタル化が進んでいました。非常に近代的な街並みで、新しい建物や特殊な形状をした建物がたくさんありました。みんなといった室内遊園地にはジェットコースターがあり超巨大でした。街中にはディスプレイを用いた広告が日本以上にたくさん設置されており、最先端の街並みという感じがしました。
 
来週からは研究活動も始まります。マレーシアだからこそできる、初めての体験を積極的にやっていきたいと思います!
 
情報電子工学科3年 上津原和弘 
 
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