8月24日(月)~28日(金)にかけて、「2026 Global Camp in 鹿野」を開催しました。本プログラムは、高専機構が実施する国際協働型の課題解決学習で、参加学生が英語を共通言語として多国籍チームを編成し、地域課題の解決に取り組むものです。今年度は本校が中四国地区の代表校として開催し、「ヒューマンセンタード・エンジニアリング」をテーマに、利用者視点に立った商品・サービス開発について学びました。プログラムには、タイ、シンガポール、モンゴルの各校および中四国地区の各高専から29名の学生が参加しました。学生は周南市鹿野地域をフィールドとして、地域住民へのインタビューや現地調査を通じて課題を発見し、ペルソナ設定やカスタマージャーニーマップの作成を行いながら、解決策の検討に取り組みました。
初日は、オリエンテーションやウェルカムイベントを実施し交流を深めました。
2日目には、漢陽寺の杉村住職と、かの高原開発株式会社の岸田代表を講師にお迎えし、鹿野地域の歴史や成り立ち、地域づくりの取組についてご講話いただきました。その後、コアプラザかのへ移動し、地域づくりに携わる若手リーダー6名の方々へのインタビューを実施しました。学生は得られた情報をもとに、地域で暮らす架空の住民像である「ペルソナ」を設定し、多様な視点から地域の課題を分析しました。
3日目と4日目には、「ペルソナ」の生活や体験を可視化した「カスタマージャーニーマップ」を作成し、その人物が抱える課題を分析し、地域資源を活用しながら課題解決につながるアイデアを創出するアイディエーションを行いました。
最終日には、コアプラザかので成果発表会を開催し、各チームが鹿野地域の課題解決に向けたアイデアを発表しました。審査委員として藤井律子周南市長にご参加いただいたほか、海外からはPrincess Chulabhorn Science High School Chonburi校のタウィーサック・チャルーンティア校長、カンニカ・カンタウォン副校長、Princess Chulabhorn Science High School Chonburi Sa Kaeo校のチャナロン・ヨータパン校長、マティサ・タマスリー副校長にもご参加いただきました。発表会は、和やかな雰囲気の中にも適度な緊張感があり、充実した学びの場となりました。また、鹿野地域の小学生も参加し、国や世代を超えた交流の機会ともなりました。
プログラムの締めくくりには、地域の皆様の温かいご厚意によりそうめん流しが行われ、参加者は鹿野ならではのおもてなしの心に触れることができました。本プログラムを通じて、学生たちは語学力やプレゼンテーション能力を高めるとともに、利用者目線で課題を捉え、解決策を創出する実践的な力を養いました。
最終日には別れを惜しみ、涙を流す学生の姿も見られました。本プログラムが学生にとってかけがえのない学びと成長の機会となったことがうかがえます。今後も本校グローバル教育センターを中心に、さらなる国際交流の推進と、より充実した海外派遣・受入プログラムの構築に取り組んでまいります。















