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2025年度マレーシアインターンシップ研修プログラム レポート Vol.1

今回は、休みに実施されたマレーシアでのインターンシップ研修プログラムに参加した情報電子工学科4年生5名の学生によるレポートを3回に分けてご紹介します。

 

今回私たちは

「海外勤務インターンシップを通じて、英語によるコミュニケーションと専門業務の経験を積み、日常生活と視察から異文化への理解を深め、将来のキャリア形成に繋げる。」

という目的のもとに、9月4日から13日の10日間、マレーシアに滞在しました。日本を離れ、母国語が公用語ではないという大きな障壁に不安を抱えながら出国しましたが、事実、その言語の壁に幾度も悩まされることになりました。空港や会社のみならず、お店や現地の方と話すたびに言語のギャップを感じ、会話を交わすだけでも常に自分の伝えたいことが相手に伝わっているかという不安を抱えていました。

ですが、そのようなプレッシャーに晒される状況は日本で感じることができず、自らの学習意欲を刺激する大きな要因となりました。学校の講義だけでは中々味わうことのできない、「現地の雰囲気を感じ取りながら、英語だけで話す/聞く」という体験ができたことを非常に嬉しく思います。
同時に、今回のインターンは英語を勉強することの目的について改めて考える機会となりました。テストやTOEICなどの試験で高得点を取ることは重要なことですが、そこがゴールではなく、ゴールは外国の方と話せるようになるために英語力を高めることにあります。英語を学ぶ過程を大事にしながらも、最終的な目標を見失わないようにすることを改めて認識することができました。
また、マレーシアという異国の地で滞在したという経験は私たちに多くの知見と刺激をもたらしてくれました。マレーシア独自の風土や伝統・宗教があり、調べるだけでは得ることができない現地の空気を感じることができました。
インターンシップの発表などで私たちの多くが感じたことは、マレーシアに住む方達の明るさです。お店の従業員の方は私たちに話しかけてくださることが多く、笑顔が多い印象でした。またインターンシップの受け入れ企業の従業員の方にも同じ特徴があり、廊下ですれ違った際には二言三言言葉を交わし、笑顔で去る従業員の方が多い印象を受けました。加えてマレーシアは中華系やアジアの民族が多く暮らす多文化共生社会ですが、民族の壁を感じることがないほど、多くの方が楽しく様々な方と会話をしていました。日本では他民族の方はあまり見られないので、そのような文化社会を実際に体験できたことはとても貴重であり有意義な経験となりました。
学校の職員の方や先生方、そして両親と多くの方々のご尽力のおかげで、今回のインターンシップでは私たちにとって非常に有意義なものとなりました。辛いことやプレッシャーを感じることもありましたが、それらを含めて今インターンシップで学べたことは非常に多く感じられます。これからは自らの専門性を深めると同時に、今回得た経験を礎に語学学習を進めていきたいと思います。        
 (情報電子工学科4年 市山優翔)
 
 
 
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今回私たちは、長期の夏季休業を利用してマレーシアにある『パナソニックマレーシア』でインターンをしてきました。私は『human resource』、人事部に所属させていただきました。現地の人から、会社の仕組みや携帯、福利厚生やお給料のお話まで事細かく聞くことができました。そのなかでも、マレーシアは植民地であった歴史の背景から他宗教国家であるため、それぞれがお互いの宗教を尊敬していました。その影響で宗教的な休日がたくさんあり、全て会社の休日としてイベントごとを楽しんでいました。国としての休日とプラスして設置されているので、個人的にはとても羨ましいなとも思ったりしました。
私が今回のインターンシップを通して、高い給料を支払うよりも良い環境を提供することが、会社が従業員に向けて行う大切なことだと実感しました。日本もそうだとは思いますが、海外にはそのような場面が直接的に現れていました。たとえば、労働者の衣服は無料支給、朝ごはん昼ごはんは低価格で提供、バスでの送迎をしてくれる、寮の無料貸し出しなど、より良い環境にするために日々改善を繰り返しており、働く環境の整備は大切だとわかりました。
(情報電子工学科4年 村田菜ノ美)
     
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