国際交流新着情報

2025年度マレーシアインターンシップ研修プログラム レポート Vol.2

私はPASMYPM部門で、企業運営の仕組みについて学びました。PMとはプログラムマネジメントを指し、社内外の調整や顧客との協議を通じて、生産活動全体を円滑に進める役割を担っています。そこでは5人のマレー系スタッフが所属しており、5日間にわたり温かく迎えていただきました。

初日は工場全体を見学し、生産活動の流れをおおまかに学びました。品質を守るための細かな工夫が随所に見られ、特に印象に残ったのは、製品の自重を利用して動く運搬機や、極小の部品に至るまでQRコードを付与し在庫や品質を徹底的に管理する仕組みでした。こうした仕組みに触れることで、効率化と生産の確実性を両立させるものづくりの工夫を実感しました。

また、日本人スタッフから概要を教えていただいた後も、現地の方々が丁寧に生産ラインを説明してくださり、理解をより一層深めることができました。

二日目以降はPMの具体的な業務について学びました。グループ内の生産部門の方や日本人のスタッフを交えたオンライン会議にも参加させていただきました。特に印象的だったのが、同じ部署の方が英語、日本語、マレー語を瞬時に切り替えながら積極的に発言しており、世界に通用する言語能力及びコミュニケーション能力はとても強いものだと感じました。社員間でフレンドリーに、時には談笑も挟みながら朗らかな雰囲気で仕事をこなす様子は円滑な連携を実現できている理由のように感じました。

また、同じ部署内の方の退職祝いにも参加し、ショートケーキとカフェオレをご馳走になりました。部門長も今月で転職されるとのことで、「同じ職場で勤め上げることが必ずしも当たり前ではない」という働き方の価値観の違いを強く感じました。

加えて、中国のお盆にあたる伝統行事にも参加しました。線香を額に三度掲げて祈りを捧げ、紙のお金を燃やして金運を願い、その後は中国料理のご馳走をいただきました。普段親しんでいたマレーシアの味わいとは異なり、独自の風味ながらとても美味しく、食文化の多様性を肌で感じました。芋あんを弾力の強い黄色いお餅でくるんだものが特に美味しく、優しい味わいで何個でも食べられる勢いでした。

今回参加させていただいたのは中国の行事のみでしたが、異なる文化や宗教が同じ職場で自然に共存している姿に触れることができました。イスラム教の方が礼拝を行い、中国系の方が伝統行事を守る、そうした多様性の調和こそが、この職場の大きな魅力であると強く印象に残りました。                                                                                                                   (情報電子工学科4年 熊本航大)

 
私は、マレーシアでの最初の三日間で、日本との文化の違いを多く学びました。
 
1日目
最初に感じたのは交通の違いです。日本では交通が整備されており、横断歩道を安全に渡ることができます。しかしマレーシアでは交通量が多く、横断歩道があっても車をよけながら渡らなければならないことが多くありました。また、日本に比べてバイクの数が非常に多いことにも驚きました。
2日目
二日目は食文化と芸術について学びました。朝食はホテル近くのローカル店で食べましたが、何も知らずに食べた赤い料理がとても辛くて驚きました。食べ方も日本と違い、多くの人がフォークとスプーンを使っており、中には手で食べている人もいました。
その後、有名な壁画や水族館を訪れました。壁画のある通りには、モスク・寺院・教会などさまざまな宗教の建物が並んでおり、多民族国家らしさを感じました。水族館では日本では見ない形の魚を見て楽しむことができました。また、移動に使ったタクシー代は日本よりとても安かったです。
 
            PASMY2025.5.png
 
3日目
三日目は海沿いにある歴史的な大砲を見に行きました。フェリーを利用して海を渡りましたが、料金はとても安かったです。他にも3Dアートを鑑賞し、観光を楽しみました。
 
              PASMY2025.6.png
 
まとめ
私が最も心配していたのは言語の壁でしたが、実際にはマレーシアの英語は比較的シンプルで聞き取りやすく、意外と理解できました。これは、英語が母語でない人同士がコミュニケーションを取るためだと感じました。そのため、大切なのは完璧さよりも積極的に会話に挑戦することだと思いました。
 (情報電子工学科4年 松本雅人)
 

 

Copyright(c) National Institute of Technology, Tokuyama College. All rights reserved.