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発表は3チャンネルに分かれ、日本人学生は英語で、中国人学生は英語、または日本語でそれぞれの研究についてプレゼンテーションをしました。
徳山高専の2人は、他の7名の発表者と一緒にチャンネル1に配属されました。

まず岩本君が日本では誤嚥性肺炎で亡くなる高齢者が多いことに着目し、「Characteristic Analysis of Muscle Activity During Swallowing Depending on Physical Properties and Amount of Food Intake(物性・量による嚥下時の筋活動の特徴解析)」というタイトルで、若年健常者が粘度の異なる食品を飲み込んだ時の喉の筋活動を測定し、一定の特徴を見つけることによって、高齢者の誤嚥防止に役立つ食品選びに役立つ実験の成果を発表しました。
発表の後に、お餅に関して質問がありましたが、「お餅は窒息の原因にはなるけれど、誤嚥性肺炎の原因にはならないのでこの実験に使わなかった」そうです。
中村君は、開催日が1週間延期したので当日参加ができなくなり、動画で発表しました。
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ボッチャというスポーツは、重度の脳性麻痺者や四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目にもなっています。中村君は、「Universalization of Boccia Ramps Through Mororization - Application of Assistive Thechnology to Adapted Sports-」というタイトルで、より多くの人たちに楽しんでもらえるために、既存のボッチャランプ装置を更に簡素化、軽量化する試みを発表してくれました。
紹介してくれた装置は、ボールを上手く投げることができない人のための滑り台のような支援器具「勾配具(ランプ)」の操作を機械化し、コントローラで動かせるようにしたものです。この装置によって,身体能力に差がある幼い子供たちやお年寄りなどが,大人と同じ条件でボッチャを楽しむことができるようになるそうです。
発表を終えた2人に感想を聞いてみました。
It was my first research presentation in English, but I enjoyed it.
I was worried about whether I would be able to answer the questions accurately, but I was able to tell my thoughts and gained confidence.
The flow of the research presentations and the pronunciation of the other participants were very good, and I learned a lot from them. (岩本君)
I could prepare well and have one of my best presentations at this online conference. The record of the conference helped me understand other presentations, and I could review my own. I am glad to have had the opportunity to participate in this kind of presentation.(中村君)
チャンネル1の他の発表者の皆さんも、「半導体の製造プロセス」「クワッドコプターの改良」「人に濡れた感覚を再現させる方法」などをテーマに研究されていて、大変興味深いものばかりでした。
英語で自分の研究を発表することはもちろん、質問されたことを聞き取り、答えることも、本当にドキドキすることですね。
発表者の皆さま、お疲れ様でした。
最後にこの大きなイベントを主催して下さった津山高専の皆さん、素晴らしい機会をありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。