インターンシップ(Internship)
専攻選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
機械制御必修1年前6演習専攻幹事
【授業の概要】
企業などでのさまざまな就業体験を通し、現実の課題に取り組む訓練を積むことにより、高専本科までに身につけた知識を確かめるとともに、それまでに学んだことを生かしつつさらに発展させ、課題を把握し解決する能力を身につけ、感性・創造性を養うことをめざす。また、社会が要求し期待する人物像を具体的に把握するなど、職業人としての技術者の心構えについても学ぶ。
【学修の進め方】
学生の希望に従って実習先(企業、官公庁、大学、中学校、海外等)を決める。それぞれ受け入れ先との間で決められたテーマに沿って、学生は自主的、積極的にそれを遂行する。日々の実習内容は日誌に記録し、2週間ごとに学校に提出する。最終的に、その実習内容を報告書としてまとめ、提出する。報告書は印刷物として刊行し、併せて報告会を実施する。
【授業計画】
 
・実施時期
  研修期間は原則として6月上旬から2ヶ月以上とする。研修前後には準備や研修先との調整を行う期間を設ける。

・研修先
  徳山高専テクノ・アカデミアに加盟している企業をベースとし、地元企業を中心に行う。
  また、市役所や県庁山口県産業技術センター等の官公庁や大学とともに、中学校での実習も対象とする。
  さらに、海外での語学研修を含む実習も対象とする。

・担 当
  受け入れ先への打診や依頼、調整や学生指導は、主として各専攻幹事が行う。
  なお、全体のとりまとめは学生担当幹事が行い、実施責任者は専攻科長とする。

・テーマ
  受け入れ先から提示されたものをもとに、学生と受け入れ先とで協議して決定する。

・巡回指導
  研修期間中は当該学生の所属する専攻幹事ならびに特別研究担当教員が分担して1回程度巡回し、
  状況を把握するとともに、改善点があれば是正に努める。

・日誌の提出
  学生は日々の実習内容を日誌に記録し、2週間ごとに、企業の指導担当者の確認をしてもらい、
  学校(特別研究担当教員または専攻幹事)へ提出する。

・報告書
  学生は研修終了後、インターンシップ報告書を作成し、研修先と学校へ提出する。

・研修先からの評価
  研修先の担当者は学生の実習状況について、インターンシップ評価書を学校に提出する。

・報告会
  提出された報告書を付録とともにまとめ、インターンシップ報告集を刊行する。
  それと併せ報告会を実施する。報告会は一般にも公開する。

・報 酬
  原則として、無報酬とする。
 
【到達目標】就業体験をとおして、自分の専門分野に関する知識の程度を確認し、その能力を広めるとともに高める。仕事の進め方、人との接し方を学び、社会のルールを身につけ、人間として成長をはかるとともに、各自がめざす技術者像をより明確なものにする。
【徳山高専学習・教育目標】C2【JABEE基準】d-2d
【評価法】最終評価点=インターンシップ引き受け先からの評価(1/3)+実習生の報告書および日誌の評価(2/3)
・実習生の評価:インターンシップ指導教員で評価
        当該専攻幹事1/3、専攻科長1/6、教養・専門基礎科目担当幹事1/6
【テキスト】平成23年度インターンシップ報告集(第11号)
【関連科目】本 科:卒業研究、校外実習1、校外実習2
専攻科:機械制御工学専攻総合演習、特別研究、技術者の倫理、産業論、経営管理、経営工学