専攻 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
教養 | 必修 | 1年後 | 2 | 講義 | 古井 仁 | |||
【授業の概要】 本授業では、「政治・経済」の授業で学んだ知識を深め、現実の経済問題、将来職場で直面する経営問題に自分自身がどのように取り組むべきかを学びます。つまり、実生活で使える経済学、将来企業等で働くときに必要となる経営管理の基礎知識を学習します。 | ||||||||
【学修の進め方】 講義形式(講義用資料と視聴覚教材)で進めていきますが、プレゼンテーションを含めたグループワークを数回行います。日々の経済(金利や為替の動き、等)・ビジネス関連ニュースに注意を払い、毎回、復習(知識の整理)と予習(グループワーク準備等)に各60分程度あててください。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | ガイダンス | 講義の全体像、テーマごとの要点、受講上の留意点を示します。 | ||||||
2 回 | 世界経済は今 | 中間所得層の崩壊、富の偏在、増え続ける移民、地域主義の台頭など取り上げ議論します。 | ||||||
3 回 | 豊かさを考える | 経済的豊かさを測るGDPの構成要素を説明し、持続可能な経済成長を議論します。 | ||||||
4 回 | 景気の読み方 | 景気の変動要因、転換点(山と谷)の判断に使う経済指標を説明し、今年の景気予測をします。 | ||||||
5 回 | 失業問題を考える | 先進国が抱える失業問題を解説し、人的資本の向上策、働き方改革を議論します。 | ||||||
6 回 | 中央銀行の役割 | 金利とは何か、金利操作によるインフレ抑制およびデフレ脱却、信用創造を説明します。 | ||||||
7 回 | 財政再建と社会保障 | 日本の財政赤字が膨らんだ原因、「2025年問題」行き詰まる社会保障、財政再建策を議論します。 | ||||||
8 回 | お金が商品になった | 円高、円安といった為替変動を引き起こす要因を示し、為替予測をしてみます。 | ||||||
9 回 | 企業と市場 | 企業の活動目的、企業の外部環境と内部環境を説明し、経営管理の必要性を学びます | ||||||
10 回 | 株式会社制度 | 集めたお金を増やす上で有利な株式会社の説明、会社統治の危機「東芝事件」を議論します。 | ||||||
11 回 | 事業計画書の作成方法 | ニーズ(社会的課題)の発見、事業の企画立案、資源調達、マーケティングを説明します。 | ||||||
12 回 | 資金調達の方法 | 外部資金の調達について一般的な方法からクラウドファンディングまで取り上げ比較します。 | ||||||
13 回 | 競争優位の作り方 | 企業は市場で存在し続けるために必要な利益をどのように確保しているのかを議論します。 | ||||||
14 回 | 人的資源管理 | 採用基準、日本的経営の長所・短所、従業員の動機づけの仕組を学びます。 | ||||||
15 回 | 期末試験 | 知識の理解と授業中の議論内容について問います。 | ||||||
16 回 | 解答・返却 | 試験の解答と解説を行います。 | ||||||
【到達目標】 | 実生活で使える経済学、経営管理の基礎知識が身につく。卒業後の仕事の舞台としての企業への理解が深まる。企業経営の要点を説明することができる。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | C2 | 【JABEE基準】 | 1(2)d-4 | |||
【評価法】 | 期末試験7割、平常点3割(課題1割、グループワーク2割)で評価します。 | |||||||
【テキスト】 | テキストは使用せず、毎回講義用資料を配布します。 | |||||||
【関連科目】 | 本 科:政治・経済(1年生) ベンチャー論(5年生)、特別講義(5年生)、建設マネジメント(5年生) 専攻科:産業論(1年生)、経営工学(2年生) |