応用統計学(Applied Statistics)
専攻選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
専門基礎選択1年後2講義飛車来人 (Kurt Fischer)
【授業の概要】
多数のデータの基礎的な整理方法。 だたの数値データに基づいて最適なモデルの作成方法。
【学修の進め方】
講義で概念を教え、演習を中心にとくにMaximaで実例とシミュレーションを行う。
授業の理解を高めるために、予習復習が必須である。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 乱数1 一様分布の乱数、疑似乱数、フォン・ノイマン乱数作成方法
2 回 乱数2 乱数の作成
演習:Maximaで乱数を作成する
3 回 データの整理1 変量、階級、度数、平均値、分散度
4 回 データの整理2 演習:Maxima であるデータの整理する:ヒストグラムなどを計算すること
5 回 大数の取扱い方法 階乗、スターリング近似、ガンマ関数
演習:Maximaでスターリング近似を思い浮べる
6 回 二項分布、多項分布 二項係数、多項係数の応用と近似
7 回 小数法則 ポアッソン分布
演習:Maximaでポアッソン分布の作成
8 回 ポアッソン分布の応用 演習:時系列とポアッソン分布
9 回 大数法則(1) 平均の性質、分散の性質、標本の平均と分散
演習:大数法則と中心極限定理をMaximaで調べる。
10 回 大数法則(2) 多項分布の差分方程式、χ2
演習:Maxima で多項分布とχ2分布を調べる。
11 回 χ2分布 多項分布とχ2分布、χ2分布表
演習:χ2分布票をMaximaで作成
12 回 χ2適合検定 χ2分布の応用
演習:いろいろな実例
13 回 tとF検定 tとF分布、母平均の検定、母平均の差の検定
演習:いろいろな実例
14 回 雑音と相関 自己相関、最小二乗条推定、重回帰分析
15 回 カルマン・フィルター 線形カルマン・フィルターを時系列解析の例として学習する。
演習:線形カルマン・フィルターをシミュレートする。
16 回 まとめ 手出したレポートについての感想とコメント
【到達目標】実験などに蓄積したデータを上記の計算方法を用いて、情報を推論出来るようになること。
【徳山高専学習・教育目標】A1【JABEE基準】1(2)c-1
【評価法】(宿題の点数)× 0.5 + (レポートの点数)× 0.5

【テキスト】確率統計 (新訂) 出版社: 大日本図書、 ISBN 4-477-01875-4
講義録
【関連科目】微分積分学(4年)、離散数(2年)、線形代数 = 数学IIIB(3年)、