経営工学(Industrial Engineering)
専攻選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
教養選択2年後2講義岩本英久(呉高専) 挾間雅義(宇部高専)
【授業の概要】
 企業という経営組織の概念をはじめ、経営管理工学の歴史的背景や経営管理・経営計画、起業計画、販売管理について解説する。また、計量分析、スケジューリング、意思決定方法(待ち行列など)など企業経営に要する知識とテクニックについて紹介し、企業経営の具体像について説明する予定である。なお、本講義は、呉高専・宇部高専との共同教育課程として開講される。
【学修の進め方】
 応用的な内容を扱うため、少し難しいと思うかもしれないが、わからない部分はまず、自分たちで調べ、次に教員に質問することで解決させておく必要がある。半期の中で講義とグループワーク形式により、他高専間の学生と交流し、コミュニケーションを取りながら、いろいろな視点で経営管理工学の内容を理解する。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 連携教育に関するガイダンスと遠隔チーム編成 ・授業の進め方について理解できる
・遠隔チーム編成が構築できる
2 回 企業経営の基礎と起業計画および販売管理 ・企業経営の基礎を理解し、起業・創業の基礎を理解できる
・ビジネスプラン作成方法を理解する
・市場調査、プロモーションミックス、AIDMAを理解できる
3 回 販売管理ワークショップ ・広告に関するワークショップ(WS)を通じて、遠隔グループワークを実践できる
4 回 ビジネスプラン作成WS1ガイダンス ・テーマを理解し、市場調査方法、原価計算手法、利益計画立案方法を理解する
5 回 ビジネスプラン作成WS2 ・仮想商品の市場調査を実施できる
・原価を想定し、利益計画を立てることができる
・チームで役割分担し、チームワークができる
6 回 ビジネスプラン作成WS2 ・ビジネスプランを発表することができる
・ビジネスプランをレポートにまとめることができる
7 回 中間試験 ここまでの内容で、試験をおこない、問題の解法を導くことができる
8 回 スケジューリング手法WS1ガイダンス ・スケジューリングに関して、基礎から復習し、演習問題が解けるようになる
9 回 スケジューリング手法WS2 ・スケジューリングに関する演習問題を解き、やや複雑な内容の問題を解くことができる
10 回 スケジューリング手法WS3 ・プログラミングを用いて、スケジューリングモデルを作成することができる
11 回 意思決定法(待ち行列理論)WS1ガイダンス ・待ち行列に関する方法論を理解する
12 回 意思決定法(待ち行列理論)WS2ガイダンス ・待ち行列に関して、演習問題が解けるようになり、やや複雑内容の問題を解くことができる
13 回 意思決定法(待ち行列理論)WS3ガイダンス ・プログラミングを用いて、待ち行列モデルを作成することができる
14 回 意思決定法(待ち行列理論)WS4ガイダンス ・プログラミングを用いて、やや複雑な待ち行列モデルを作成することができる
15 回 期末試験 8回〜14回の内容について試験をおこなう
16 回 答案返却、解答解説 試験問題の解説を通じて、間違った箇所を確認し、理解することができる
【到達目標】@ビジネスプランを作成できる、A企業組織の経営分析手法を活用できる
【徳山高専学習・教育目標】A1【JABEE基準】1(2)d-1,2.1(1)D
【評価法】中間試験40%+期末試験40%+レポート20%
【テキスト】資料配付
【関連科目】産業論(専攻科1年生)、インターンシップ(専攻科1年生)、経営管理(専攻科1年生)