専攻 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
教養 | 必修 | 2年後 | 2 | 講義 | 高橋祥吾 | |||
【授業の概要】 技術者が直面する様々な問題を考察し、問題解決のための方法を考えていく。また、技術者に求められている規範・責務が、どうして必要とされるのかも理解できることを目指す。 | ||||||||
【学修の進め方】 授業は事例の考察と、それらの事例に対する倫理学的な解説に分かれる。事例の考察のときには受講者に積極的な意見を求める。また、事例について教科書による予めの予習を要求する。その内容を確実に身につけるため、予習復習が必要である。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | 技術者の倫理の概要 | 授業の進め方と、技術者の倫理の必要性と概要 | ||||||
2 回 | 倫理の基礎 | 倫理学の基礎概念を確認する | ||||||
3 回 | 技術者の責務 | 技術者が専門職としての位置づけと倫理の関係 | ||||||
4 回 | 製造物責任 | PL法を読み、製造物責任に関係する事例の考察をおこなう | ||||||
5 回 | 動物実験 | 環境への配慮の一例として、動物と人間の関係を考えるために、動物実験について考察する | ||||||
6 回 | 環境問題 | 動物の倫理も含めた環境に関する問題と倫理を概観する | ||||||
7 回 | 環境問題2 | 技術者が考慮すべき環境問題と倫理について考察する | ||||||
8 回 | 内部告発と公益通報者保護 | 内部告発が必要とされる事例を考察する | ||||||
9 回 | 技術者と企業 | 前回の事例を受けて技術者と企業の関係を考える | ||||||
10 回 | 技術者と情報 | プライバシー権と同意の問題をはじめとして技術者と情報を考える | ||||||
11 回 | 技術者の権利と責任 | 技術者に関わる法の観点から、権利と責任を考える | ||||||
12 回 | 研究倫理 | 研究不正のひとつである剽窃について、実際のレポート課題を教材として活用して理解する | ||||||
13 回 | 社会における技術者 | これまでの授業を踏まえ技術者に求められる倫理を整理しまとめていく | ||||||
14 回 | 倫理綱領 | 倫理綱領の必要性と意義を考える | ||||||
15 回 | 期末試験 | 上記の内容から出題する | ||||||
16 回 | まとめ | これまでのまとめを行う | ||||||
【到達目標】 | 技術者の倫理の基本的理解と、関連する問題に対処する方法について、理解し考え出せるようになる。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | A2 | 【JABEE基準】 | 1(2)b | |||
【評価法】 | テスト(50%) レポートの成績と授業中に出した課題(50%)によって評価する。 | |||||||
【テキスト】 | 齊藤了文, 坂下浩司編『はじめての工学倫理』第三版(昭和堂)ISBN 9784812213490 プリントを配布 | |||||||
【関連科目】 | 倫理、哲学、技術者倫理(本科) |