本科 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
土木建築 | 必修 | 5年後 | 1 | 講義 | 二宮純 温品達也 | |||
【授業の概要】 代表的な建設材料の一つであるコンクリートを主な題材にして、建設材料や施工技術の進歩の歴史を概観したうえで、アルカリ骨材反応やコールドジョイントに代表される新設時の不具合による劣化など、現状の課題について説明する。また、建設材料や施工技術に密接に関連する公共工事の発注システムや、建設に携わる技術者の現状と課題についても説明する。これらの課題を解決するための取組みの現状と、新たな材料について説明する。 | ||||||||
【授業の進め方】 授業への主体的参加をうながすため、学生に授業の内容に応じた課題を出し、その課題について学生が調査した内容についてプレゼンテーションを行う。 なお、本講義の内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | 建設先端材料概論 | シラバスに基づき,建設分野での先端材料について概説し、授業の進め方について説明する。 | ||||||
2 回 | 建設材料の変遷(1) | 県内の建築物や橋を題材にして材料の変遷を説明する。 | ||||||
3 回 | 建設材料の変遷(2) | 国内・世界の橋を題材にして材料の変遷を説明する。 | ||||||
4 回 | 橋の基礎知識 | 橋に関する基礎的知識について材料を中心に概説する。 | ||||||
5 回 | コンクリートの劣化 | 劣化の原因と、その対策について説明する。 | ||||||
6 回 | 公共工事発注制度(1) | 建設産業に大きく影響する発注制度を説明する。 | ||||||
7 回 | 公共工事発注制度(2) | 発注者・施工者・製造者などの各プレーヤーの役割を説明する。 | ||||||
8 回 | 中間試験 | 著名な建築物や構造物から、材料に着目して一つ選び、興味を持った点についてまとめる。 | ||||||
9 回 | 発表(1) | 中間試験のレポートについて、プレゼンテーションを行う。(発表5分・質疑2分) | ||||||
10 回 | 発表(2) | 中間試験のレポートについて、プレゼンテーションを行う。(発表5分・質疑2分) | ||||||
11 回 | 発表(3) | 中間試験のレポートについて、プレゼンテーションを行う。(発表5分・質疑2分) | ||||||
12 回 | 新技術情報提供システム | NETISの仕組みと内容について説明する。 | ||||||
13 回 | 新たな材料 | 新しいコンクリートについて説明する。 | ||||||
14 回 | 建設先端材料の意義 | 全体のまとめ。 | ||||||
期末試験 | NETISに登録された材料から一つ選び、その特徴を簡潔に紹介し、注目した理由について述べる。 | |||||||
15 回 | 答案返却など | 試験用紙を返却し解答を行う。併せて総合評価の結果を開示する。 | ||||||
【到達目標】 | コンクリートの劣化の原因を正しく理解できること。新しいコンクリート系材料の名称と概念および建設の未来と材料の関係を正確に理解し(この部分は試験で問う)、自分で理解した内容を正確に人に伝えることができる(この部分はプレゼンテーションで問う)。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | A1 | 【JABEE基準】 | 1(2)d-1,2.1(1)B | |||
【評価法】 | 中間試験・期末試験はレポート形式。次の3つの観点で評価する。 1.課題を適確に把握。2.自らの考えを記述。3.表現方法が適切。 配点は、中間試験・期末試験を各45%、プレゼンテーションを10%とする。 | |||||||
【テキスト】 | 授業の度にプリントを配布する。 | |||||||
【関連科目】 | 建設材料(本科1年)、鉄筋コンクリート工学(4年、5年) |