本科 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
土木建築 | 必修 | 5年後 | 1 | 講義 | 河村志朗, 山本美子, 福冨弘幸、大原守、 津田秀典、和多田康男 目山直樹,原 隆 | |||
【授業の概要】 技術者は常に専門技術を磨き、資質を向上させ、責任を持って仕事を行わなければならない.また、仕事においては、良心に基づいて常に中立公正を堅持し,公益性の確保に努めなければならない。しかし、具体的にはどのようにすれば良いのかということは非常に分かりづらい。そこで、実務を遂行する際に現実に生じた事例をもとに、技術者の立場、とるべき姿勢を討議しながら理解を深めて行く。 | ||||||||
【授業の進め方】 講義の第1回目に技術者倫理が必要とされる背景について考える。第2回目以降は事例研究として2回1テーマで6例のテーマを扱う。学生は各班6名程度のグループ(班)で構成する。1回目は各テーマごとに講師の説明の後に討議を行う。班員は交代で座長を努め討議を進める。班員は各自討議のまとめを行い会議録を作る.座長はそれをとりまとめて報告書を作成する。2回目は各班の報告書を座長が発表し再び討議を行う。第14回目に模擬試験と解説を行った後に第15回目にまとめを行う。学修内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | オリエンテーション(全員) | 技術者の倫理とは なぜ技術者の倫理が問われているか(レポート) |
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2 回 | 建設分野の技術者倫理(1) | 建設と品質管理に関する事例(1) | ||||||
3 回 | 建設分野の技術者倫理(2) | 建設と品質管理に関する事例(2) | ||||||
4 回 | 下水道分野の技術者倫理(1) | 下水処理場建設に関する事例(1) | ||||||
5 回 | 下水道分野の技術者倫理(2) | 下水処理場建設に関する事例(2) | ||||||
6 回 | 設計分野の技術者倫理(1) | 設計と品質管理に関する事例(1) | ||||||
7 回 | 設計分野の技術者倫理(2) | 設計と品質管理に関する事例(2) | ||||||
8 回 | 応用地質分野の技術者倫理(1) | 核廃棄物の地層処分に関する事例 (1) | ||||||
9 回 | 応用地質分野の技術者倫理(2) | 核廃棄物の地層処分に関する事例 (2) | ||||||
10 回 | 設計分野の技術者倫理(1) | 設計と品質管理に関する事例(1) | ||||||
11 回 | 設計分野の技術者倫理(2) | 設計と品質管理に関する事例(2) | ||||||
12 回 | 上水道分野の技術者倫理(1) | 上水道事業と公務員の立場に関する事例(1) | ||||||
13 回 | 上水道分野の技術者倫理(2) | 上水道事業と公務員の立場に関する事例(2) | ||||||
14 回 | 確認試験(原・目山) | 技術士1次試験レベルの模擬試験と解答 | ||||||
15 回 | まとめ(全員) | 成績・授業評価・まとめ | ||||||
【到達目標】 | 常に中立公正を堅持し,公益性を確保しながら業務を行う技術者の立場とるべき姿勢を理解できる. | 【徳山高専学習・教育目標】 | A2 | 【JABEE基準】 | 1(2)b | |||
【評価法】 | 1)1回のレポートと模擬試験結果および6回の会議録と座長としての成果で判断する 2)評価計算式 最終評価点=(レポートの評価+模擬試験評価+6回の会議録の評価+座長としての評価)/9 3)レポート、模擬試験および各回の会議録の評価 会議録の中で技術者の姿勢を理解し応用できると評価できる(100%) 会議録の中で技術者の姿勢を概ね理解し応用できる可能性があると評価できる(80%以上) 会議録の中で技術者の姿勢を概ね理解していると評価できる(70%以上) 会議録はよくまとまっている(60%以上) 4)座長としての評価 意見を聴取し、会議を進めるリーダーシップがある(30%) 意見をまとめ、報告書を作成できる(30%) 報告書の内容は妥当である(10%) 意見を発表するプレゼンテーション能力がある(30%) | |||||||
【テキスト】 | 社団法人日本技術士会倫理委員会「技術士の倫理」社団法人日本技術士会 | |||||||
【関連科目】 |