本科 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | ||||
機械電気 | 必修 | 3年 | 2 | 演習 | 北村 健太郎 石田 浩一 藤本 浩 | ||||
【授業の概要】 現在、機械電気工学関連分野で必須の自動制御(コンピュータ制御)をものづくりを通して学習し、創造的思考法を習得することを目的とする。創造物は、コンピュータ制御を行えるハードとソフト両面を含んだ作品とする。PICプログラミングは、プログラミング応用と連携して行う。 | |||||||||
【授業の進め方】 最初にコンピュータ制御に必要な基礎知識を創造基礎実験として行う。コンピュータには組込型のPICをもちいる。その後、自由な発想でものづくりを行う。そのためには、各自が選んだテーマについて、自ら責任を持ち積極的に行動し、必ず作品を完成させること。 | |||||||||
【授業計画】 | |||||||||
授業は、以下のように進める。 1.オリエンテーション 2年次までの創造製作とプログラミング等の座学との関係を解説し、これからの授業について解説する。 2.創造基礎実験 プログラミング応用と連携し、PICについての解説と、PICを用いた各種自動制御について実験を行いながら学習する。 内容は、PIC−Cと自動制御に必要な関数と割り込みについてと、制御に必要なハードとしてリレー、モータ駆動IC、モータ等についてである。 3.基礎制御マシン製作 基礎実験を基に、基礎的は自動制御を行うマシンの製作を行う。このときマシンについては、学生すべて同一の規格の物を作製する。 4.基礎制御マシン競技会 マシンの完成度について競技会を行う。 5.製作テーマ検討 どのような自動制御マシンを作製するかを各自考える。 6.自主製作・個別指導 実際にマシンの製作を行う。マシンの製作に関しての技術指導を個別に行う。 製作日誌に状況等を逐一記入しておく。 7.中間検査 マシンの出来具合の中間検査を行う。進んでいない学生に対して特に指導を行う。 8.自主製作・個別指導 9.最終検査 最終的な検査を行う。 10.製作したマシンを外部審査委員により審査する。 11.最終報告書制作 製作したマシンに対する報告書(CAD図面を含む)を制作する。 | |||||||||
【到達目標】 | 自動制御に必須のコンピュータのハードとソフトの知識を身につける。その知識を生かして、実際のマシンを製作する。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | B1 | 【JABEE基準】 | |||||
【評価法】 | 評価のためとして、基礎制御マシン試験(10%)、中間検査(10%)、最終検査(20%)、製作報告書(30%)、最終審査発表会(20%)、最終報告書(CAD含む)作成(10%)を行う。評価点は各教官の評価点の平均点を用いる。 学年末評価=基礎制御マシン試験×0.1+中間検査×0.1+最終検査×0.2+製作報告書×0.3+外部審査発表会×0.2+HP制作×0.1 また、最終審査会において高い評価が与えられた場合、学年末評価に特別評価点として加点する。 | ||||||||
【テキスト】 | 後閑哲也:「電子工作のためのPIC18F本格活用ガイド」(技術評論社) | ||||||||
【関連科目】 | プログラミング基礎、応用、創造製作I、II |