本科 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
土木建築 | 必修 | 4年前 | 1 | 講義 | 上 俊二 | |||
【授業の概要】 3年次までに習得した測量学を基礎に、道路・鉄道、河川の堤防などの構造物を建設するときに必要な応用測量を学習する。また、人工衛星による測位システム(GNSS測量)について学習する。 | ||||||||
【授業の進め方】 講義と演習を行いながら学習を進めることを基本とし、課題として演習問題を課す。学習シート(演習問題)は、各項目ごとに理解度の確認のために使用する。また、その内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | 路線測量の概要 路線測量の基本的事項(1) |
路線測量の概要 路線の規格、路線の平面(縦断)線形[学習シート1] |
||||||
2 回 | 路線測量の基本的事項(2) |
カント、片こう配、路線幅、スラック、視距 路線測量の中心線測量[学習シート2] |
||||||
3 回 | 単曲線の設置(1) | 単曲線の名称と性質 偏角設置法、弦角設置法[学習シート3] |
||||||
4 回 | 単曲線の設置(2) | 中央縦距法、接線偏距法 障害のある場合の単曲線の設置法[学習シート4] |
||||||
5 回 | 緩和曲線の設置 | クロソイド曲線の特長、性質 クロソイド曲線の設置法[学習シート5] |
||||||
6 回 | 縦断曲線の設置 | 縦断曲線の特長、性質 縦断曲線の設置法[学習シート6] |
||||||
7 回 | 河川測量の概要、平面測量 | 河川測量の概要、基準点測量・距離標測量、細部測量[学習シート7] | ||||||
8 回 | 中間試験 | 路線測量 | ||||||
9 回 | 高低測量 水位観測 |
縦断測量、横断測量、深浅測量 水位観測方法、水位観測成果の整理[学習シート8] |
||||||
10 回 | 中間試験問題の解答、解説 流速測定、流量の計算(1) |
流速計・うきによる流速の測定、流量の計算方法[学習シート9] | ||||||
11 回 | 流速測定、流量の計算(2) |
平均流速公式による流量の計算[学習シート10] | ||||||
12 回 | GPS測量の概要 | GNSS測量の概念 人口衛星から発信される情報について[学習シート11] |
||||||
13 回 | 測位の方法と測定誤差 |
人口衛星による測位の方法(単独測位、相対測位)[学習シート12] |
||||||
14 回 | GPSと日本の測地座標系 | 世界測地系と旧日本測地系との変換について)[学習シート13] |
||||||
期末試験 | 河川測量、GPS測量 | |||||||
15 回 | 答案返却など | 答案を返却し、解説する | ||||||
【到達目標】 | 各測量(路線測量、河川測量、GNSS測量)の特徴・内容を充分に理解し、土木建築構造物の計画設計に必要な測量に関する外業・内業が出来るようになることを目標とする。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | C2 | 【JABEE基準】 | 1(2)d-4 | |||
【評価法】 | 2回の試験結果を80%、学習シート(演習問題)を20%で総合評価する。 | |||||||
【テキスト】 | 新編土木講座7 測量(2)(新訂版) 小川幸夫、植田紳治、大木正喜 著 (コロナ社) 測量実習指導書 土木学会編 (土木学会) | |||||||
【関連科目】 | 測量学I(1年)、測量学II(2年)、測量実習(2年、3年)、測量学特論(5年) |