本科 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
土木建築 | 必修 | 4年 | 2 | 講義 | 桑嶋 啓治 | |||
【授業の概要】 3年次の土質工学基礎に引き続き、土構造物を建設する場合に生じる工学的な問題(土の諸性質、土の力学的性質)について学習する。4年次では、地盤(土)に荷重、地震力、降雨など外力が作用した場合の地盤(土)の強度や安定性を中心にした力学的特性を学習する。 | ||||||||
【授業の進め方】 講義と演習を行いながら学習を進めることを基本とし、課題としてレポートを課す。学習シートは、各項目ごとに理解度の確認のために使用する。 その内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | 土のせん断強度の概念 | 土の破壊基準(モール・クーロン破壊基準) 土の強度定数(粘着力、内部摩擦角)[学習シート1] |
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2 回 | 土のせん断試験(1) | 直接せん断試験による強度定数の求め方[学習シート2] | ||||||
3 回 | 土のせん断試験(1) | 三軸圧縮試験による強度定数の求め方[学習シート3] | ||||||
4 回 | 土のせん断試験(2) | 一軸圧縮試験、ベーン試験による強度定数の求め方[学習シート4] | ||||||
5 回 | 粘性土のせん断特性 | 粘性土の非排水時、排水時のせん断特性について[学習シート5] | ||||||
6 回 | 砂質土のせん断特性 | 砂質土の非排水時、排水時のせん断特性について[学習シート6] | ||||||
7 回 | 土の動的強度特性 | 飽和砂の液状化現象、動的強度の求め方[学習シート7] | ||||||
8 回 | 中間試験 | 土のせん断強度に関する問題を出題 | ||||||
9 回 | 前期中間試験の解答、解説 土圧の概念、ランキン土圧(1) |
主働土圧、静止土圧、受働土圧について 土圧の概念、地表面が水平な砂質土地盤のランキン土圧[学習シート8] |
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10 回 | ランキン土圧(2) | 地表面が傾斜している場合、裏込め土が粘着性の土の場合のランキン土圧[学習シート9] | ||||||
11 回 | ランキン土圧(3) | 裏込め土に上載荷重がある場合、裏込め土が多層地盤の場合のランキン土圧[学習シート10] | ||||||
12 回 | クーロン土圧(1) | クーロン土圧の概念、クーロンの土圧の求め方[学習シート11] | ||||||
13 回 | クーロン土圧(2) | クルマンの図解法による主働土圧[学習シート12] | ||||||
14 回 | クーロン土圧(3) | クルマンの図解法による受働土圧[学習シート13] | ||||||
期末試験 | 土構造物に作用する土圧に関する問題を出題 | |||||||
15 回 | 答案返却など | |||||||
16 回 | 地震時の土圧 | 地震時における土圧の求め方[学習シート14] | ||||||
17 回 | 土圧論の応用例(1) | 擁壁の安定計算[学習シート15] | ||||||
18 回 | 土圧論の応用例(1) | 矢板の安定計算[学習シート16] | ||||||
19 回 | 斜面の安定の概要 |
斜面崩壊の要因、形態、安定計算について[学習シート17] | ||||||
20 回 | 半無限斜面の安定計算(1) | 降雨がない場合とある場合の半無限斜面の安定計算[学習シート18] | ||||||
21 回 | 半無限斜面の安定計算(2) | 粘着性土からなる半無限斜面の安定計算[学習シート19] | ||||||
22 回 | 有限斜面の安定計算(1) | 分割法による安定計算[学習シート20] | ||||||
23 回 | 中間試験 | 斜面の安定に関する問題を出題 | ||||||
24 回 | 後期中間試験の解答、解説 有限斜面の安定計算(2) |
地下水位がある場合の安定計算[学習シート21] | ||||||
25 回 | 有限斜面の安定計算(3) | 地震時、載荷荷重がある場合の安定計算[学習シート22] | ||||||
26 回 | 有限斜面の安定計算(4) | 安定係数法による安定計算[学習シート23] | ||||||
27 回 | 自然斜面の崩壊について | 地すべり、がけ崩れ、土石流について[学習シート24] | ||||||
28 回 | 土の締固め(1) | 土の締固め試験と締固め特性[学習シート25] | ||||||
29 回 | 土の締固め(2) | 締固め土の工学的性質[学習シート26] | ||||||
期末試験 | 斜面の安定、土の締固めに関する問題を出題 | |||||||
30 回 | 答案返却など | |||||||
【到達目標】 | 地盤(土)に荷重、地震力、降雨など外力が作用した場合の地盤(土)の強度・変形などの力学的特性を理解し、土構造物の設計(安定)計算が出来るようになることを目標にする。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | A1 | 【JABEE基準】 | 1(2)d-1,2.1(1)C | |||
【評価法】 | 4回の試験結果を80%、演習問題を20%で総合評価する。 | |||||||
【テキスト】 | 環境・都市システム系教科書シリーズ3 土質工学 赤木知之他著 (コロナ社) 土質試験のてびき 土木学会、地盤工学会編 (土木学会) | |||||||
【関連科目】 | 地盤工学基礎(3年)、基礎工学実験(3年)、工学実験I(4年)、基礎構造学(5年)、道路工学(4年)、土木施工法(4年)、土質力学(専2) |