本科 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
土木建築 | 必修 | 2年 | 2 | 講義 | 上 俊二 | |||
【授業の概要】 1年次の測量学に引き続き、測量に必要な基本的な知識、考え方、計算方法などを習得および理解させる。 2年次では以下の項目について講義、演習を行う。 (1)トラバース測量 (2)間接距離測量 (3)面積・体積の計算 (4)平板測量 (5)三角測量 | ||||||||
【授業の進め方】 毎回、講義と演習を行いながら学習を進めることを基本とし、課題として演習問題を課す。学習シート(演習問題)は、各項目ごとに理解度の確認のために使用する。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | トラバース測量の概要 測角の点検と角誤差 |
トラバース測量の特長、トラバースの種類、外業および内業について 閉合・結合トラバースの角誤差の計算方法〔学習シート1〕 |
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2 回 | 角誤差の配分 |
閉合・結合トラバースの許容角誤差、角誤差の配分方法について〔学習シート2〕 | ||||||
3 回 | 方位角・方位の計算 |
方位角・方位の計算方法について〔学習シート3〕 | ||||||
4 回 | 緯距・経距の計算 | 閉合・結合トラバースの緯距・経距の計算方法、許容精度について〔学習シート4〕 | ||||||
5 回 | 閉合誤差、閉合比の計算 |
閉合誤差、閉合比の計算方法、許容精度について〔学習シート5〕 | ||||||
6 回 | 閉合誤差の調整 合緯距・合経距の計算 |
閉合誤差の調整計算方法、測点の座標値(合緯距、合経距)の計算方法について〔学習シート6〕 | ||||||
7 回 | 倍横距法による面積の計算 | 閉合トラバースの面積を求める方法(倍横距法)について〔学習シート7〕 | ||||||
8 回 | 中間試験 | トラバース測量 | ||||||
9 回 | 間接距離測量の概要 スタジア測量による間接距離測量 |
巻尺を使用しないで距離を測定する方法について スタジア測量の原理、スタジア公式、スタジア測量の作業と注意事項について〔学習シート8〕 |
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10 回 | 光波距離計による間接距離測量 |
光波距離計の原理、測定方法について〔学習シート9〕 | ||||||
11 回 | 三角形(多角形)の面積の計算 | 三斜法、三辺法、二辺夾角法による面積の計算[学習シート10〕 |
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12 回 | 支距法による面積の計算 座標法による面積の計算 |
台形法、シンプソンの第1・第2法則による面積の計算 座標法による面積の計算〔学習シート11〕 |
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13 回 | その他の曲線で囲まれた面積の計算 プラニメーターによる面積の測定 |
不定形な図形の面積の計算方法 プラニメーターを用いた面積の測定方法について〔学習シート12〕 |
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14 回 | 断面法、点高法による体積(土量)の計算 | 断面法(角柱公式、両端面公式、中央断面法)、点高法による体積の計算方法について〔学習シート13〕 | ||||||
期末試験 | 間接距離測量、面積・体積の計算 | |||||||
15 回 | 答案返却など | 答案を返却し、解説する | ||||||
16 回 | 平板測量の目的、特徴、測定器具について 平板の据付(評定) |
平板測量の概要 平板の据付方法(致心,整準,定位)について〔学習シート14〕 |
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17 回 | 平板測量の方法(1) |
放射法、道線法による方法〔学習シート15〕 |
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18 回 | 平板測量の方法(2) | 前方交会法、側方交会法による方法〔学習シート16〕 | ||||||
19 回 | 平板測量の方法(3) | 後方交会法による方法〔学習シート17〕 | ||||||
20 回 | 平板測量の応用 | 平板測量によるスタジア測量、水準測量〔学習シート18〕 | ||||||
21 回 | 平板測量の許容精度と許容誤差 | 平板測量による距離誤差・閉合誤差、平板の据付による許容誤差〔学習シート19〕 | ||||||
22 回 | 平板測量のその他の誤差 | アリダートの外心誤差・視準誤差、磁針による定位誤差〔学習シート20〕 | ||||||
23 回 | 中間試験 | 平板測量 | ||||||
24 回 | 中間試験の解答、解説 三角測量の概要 |
三角測量の目的、特長、外業・内業について〔学習シート21〕 | ||||||
25 回 | 三角測量の偏心補正計算 | 目標点および観測点に偏心要素がある場合の補正計算の方法について〔学習シート22〕 | ||||||
26 回 | 三角測量の調整計算(1) | 四辺形の調整計算の方法について〔学習シート23〕 | ||||||
27 回 | 三角測量の調整計算(2) | 三角鎖の調整計算の方法について[学習シート24] | ||||||
28 回 | 三角測量の調整計算(3) |
方位角を測定した場合の調整計算の方法について 〔学習シート25〕 |
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29 回 | 辺長計算、三角水準測量 | 三角測量による辺長、高低差(標高)の計算方法について〔学習シート26〕 | ||||||
期末試験 | 三角測量 | |||||||
30 回 | 答案返却など | 答案を返却し、解説する | ||||||
【到達目標】 | 地形測量(地形図の作成時)において必要となる基準点測量[トラバース測量、三角測量]、細部測量[平板測量]、土量[体積]・地積[面積]などの外業、内業(計算)が出来るようになることを目標とする。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | A1 | 【JABEE基準】 | ||||
【評価法】 | 4回の試験結果を80%、学習シート(演習問題)の評価を20%で総合評価する。 | |||||||
【テキスト】 | 環境・都市システム教科書 測量学I 堤・ 岡林・山田 著 (コロナ社) 環境・都市システム教科書 測量学II 岡林・堤 ・山田 著 (コロナ社) | |||||||
【関連科目】 | 測量学I(1年)、測量学III(4年)、測量実習(2年、3年)、測量学特論(5年) |