電気音響学(Electroacoustics)
専攻選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
機械制御選択2年後2講義鈴木 厚行
【授業の概要】
録音・再生装置などの音響機器は生活の中で身近な存在であり、人々の暮らしを豊かなものにしている。また、超音波応用機器などの音響機器は、産業界においても重要な役割を果たしている。この授業では音波の伝播など音に関する基礎特性のほか、録音・再生技術、騒音対策技術、音声情報処理技術、超音波技術などの音に関する応用技術について講義を行う。
【学修の進め方】
プリント資料を用いて講義を行う。授業の中では演習問題にも取り組ませる。また適宜レポートを課す。授業内容を理解し、各種音響技術を活用できるようになるには予習・復習を主とした自学自習が重要である。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 概要説明、音響技術の歴史 授業の概要および音響技術の歴史について
2 回 音と聴覚 音の種類と性質および聴覚について
3 回 音波の伝播(1) 波動方程式、平面波、球面波
4 回 音波の伝播(2) 音波の反射・透過・屈折・放射について
5 回 機械系・音響系と電気系の対応(1) 機械系と電気系の対応について
6 回 機械系・音響系と電気系の対応(2) 音響系と電気系の対応について
7 回 イヤホン・スピーカ イヤホンおよびスピーカの仕組み・特性について
8 回 マイクロホン マイクロホンの仕組み・特性について
9 回 音響測定 音響に関する各種の測定について
10 回 騒音 騒音、騒音対策技術について
11 回 音声情報処理(1) 音声分析について
12 回 音声情報処理(2) 音声認識について
13 回 超音波の基礎特性 超音波の基礎特性について
14 回 超音波の応用 超音波応用機器について
15 回 試験 上記の内容についての試験
16 回 答案返却など 答案返却および解説
【到達目標】音に関するの基礎特性や機械系・音響系と電気系の対応について理解し、各種音響技術を活用できるようになることを目標とする。
【徳山高専学習・教育目標】C1【JABEE基準】1(2)d-1
【評価法】試験結果を 80%、演習問題とレポートを 20%で総合評価する。
総合評価式
 総合評価点=(試験の結果)×0.8+(演習問題とレポートの平均点)×0.2
【テキスト】配布資料をテキストとする。
参考図書:西巻 正郎 「電気音響振動学 」 (コロナ社)
【関連科目】本 科:電気の基礎(1年)、物理I(2年)、電気回路I(3年)、電気回路II(4年)、電磁気学(4年)
専攻科:応用計測工学(1年)