中国文学(前期)(Chainese Literature)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
一般科目選択4年前1講義谷本圭司
【授業の概要】
中国の文学とはどのようなものであるのかについての基礎的な理解を目標とします。古典を中心に解説し、日本文学とのかかわりについてもとりあげ、その違いについても解説します。授業内容を理解するために、予習復習を必ずしてください。
【授業の進め方】
講義形式で行います。各講義(60〜70分程度)の後に、授業のまとめとして、ノートの整理、講義のまとめを作成(30〜40分程度)します。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 中国文学について 中国文学についての概説。「中国文学」として取り扱う範囲についての考察。
2 回 漢字の特質 伝達媒体としての漢字の特質について概説し、文学表現への影響について考察。
3 回 『論語』について 『論語』の文学性についての概説。
4 回 『詩経』について 『詩経』についての概説。
5 回 『楚辞』について 『楚辞』についての概説。合わせて『荘子』の文学性について。
6 回 中国文学の二つの底流 二つの底流についての解説。
7 回 中国文学と日本(1) 周南地域の近世漢詩文を取り上げ、講義する。
8 回 『史記』について(1) 史記についての概説。
9 回 『史記』について(2) 史記の文学性についての概説。
10 回 唐詩(李白1) 李白の出自と生涯についての概説。
11 回 唐詩(李白2) 李白の詩の特色について、出自との関わりに主眼をおいて講義する。
12 回 唐詩(杜甫1) 杜甫の生涯と、秦州時代以前の詩の特色についての概説。
13 回 唐詩(杜甫2) 秦州時代以後の詩の特色についての概説。
14 回 中国文学と日本(2) 周南地域の近世漢詩文を取り上げ、講義する。
期末試験 上記の範囲に関する、論述式の試験を行う。
15 回 答案返却など 試験の答案の返却、および解説
【到達目標】中国文学(古典)についての基本的な知識を得、日本文学とのかかわりを理解する。
【徳山高専学習・教育目標】A2【JABEE基準】1(2)a
【評価法】基本的に試験(期末のみ)で評価します。
【テキスト】テキストは不要ですが、各単元ごとの参考資料を配布します。
また、授業内容のまとめにあたる学習シートを各単元ごとに課します。
【関連科目】