微分積分学II(CA4)(Differential and Integral Calculus II)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
一般科目必修4年後1講義橋本堅一
【授業の概要】
無限数列や無限級数の収束・発散の概念、初等関数のマクローリン展開やテイラー展開を学習する。
【授業の進め方】
講義形式で授業を進めるが、「演習」、「レポート」を次のように行う。「演習」;教科書の問題を割り当て、板書による添削を行う。「レポート」(宿題):問題集(教科傍用)の問題を解答して提出する。授業内容を理解するために予習復習が必須である。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 多項式による近似による近似(1) 基本的な関数の1次、2次近似式を理解する。
2 回 多項式による近似による近似(2) n次近似式を求める。1変数関数の極値を調べる。
3 回 数列の極限 無限数列の極限を求める。
4 回 級数 級数の収束・発散を調べ、和を求める。
5 回 演習 1回から4回の授業の演習を行う。
6 回 等比級数 等比級数の収束・発散について学び、具体的な問題を解く。
7 回 演習 等比級数の演習を行う。
8 回 中間試験 1回から8回の範囲で中間試験を行う。
9 回 答案返却。べき級数 べき級数を学び、その収束条件を求める。
10 回 マクローリン展開 指数関数、三角関数等の基本的な関数のマクローリン展開・テイラー展開を求める。
11 回 マクローリンの定理とテイラーの定理 テイラーの定理を学び、基本的な関数についてこれを適用する。
12 回 演習 9回から11回の授業の演習を行う。
13 回 オイラーの公式 オイラーの公式を証明し、複素数の計算に応用する。
14 回 演習 オイラーの公式の演習を行う。
期末試験 9回から14回の範囲で中間試験を行う。
15 回 答案返却など 試験答案を返却し、解答および配点について説明する。
【到達目標】無限数列や無限級数の収束・発散の概念が理解できる。初等関数のマクローリン展開やテイラー展開を具体的に求めることができる。
【徳山高専学習・教育目標】A1【JABEE基準】1(2)c-1
【評価法】最終評価は、中間試験(100)×0.45+期末試験(100)×0.45+演習問題の評価(100)×0.1で算出された得点で評価する。
【テキスト】教科書:斉藤純一他「新微分積分II」(大日本図書)と自主教材
問題集:阿部弘樹他「新微分積分II問題集」(大日本図書)
【関連科目】微分積分学I