建築計画(Architectural Planning)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
土木建築必修3年2講義目山直樹
【授業の概要】
2年次の建築デザイン概論にひき続いて、計画学の基礎となる建築計画総論および各種建築物の計画各論について学ぶ。
【授業の進め方】
講議を主体に授業する。教科書の内容にしたがって講義を進める。また折りに触れ、レポート、プランニング課題等を課す。各自に、各論について1回のプレゼン課題を課す。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 環境と建築(野外観察) 身のまわりの自然、建築環境を観察する。これに基づいてレポート課題を与える。また、建築および建築家に関するレポートを作成し、2回〜6回の授業のなかでプレゼンさせる。
2 回 建築を計画する1 人間・集団の活動と建築について学習する
3 回 建築を計画する2 計画すること、計画学について学習する
4 回 住まう1 独立住宅 独立住宅の計画について学習する
5 回 住まう2 集合住宅 集合住宅の計画について学習する
6 回 住まう3 高齢者居住施設 高齢者居住施設について学習する
7 回 演習課題1 「住まう」の課題レポートの作成とプレゼンテーション(クラスの1/4)
8 回 中間試験 学習シートの内容を中心に、知識を確認する。
9 回 前期中間試験の解答、解説
学ぶ1 幼稚園
前期中間試験答案の返却、解答および解説
幼稚園の計画について学習する
10 回 学ぶ2 小学校 初等教育施設の計画について学習する
11 回 学ぶ3 中学校・高等学校 中等教育施設の計画について学習する
12 回 集う1 コミュニティ施設 公民館などコミュニティ施設の計画について学習する
13 回 集う2 研修・保養施設 研修施設、保養施設の計画について学習する
14 回 演習課題2 「学ぶ」「集う」の課題レポートの作成とプレゼンテーション(クラスの1/4)
期末試験 学習シートの内容を中心に、知識を確認する。
15 回 答案返却など 前期末試験答案の返却、回答および解説
16 回 知る1 図書館 図書館の計画について学習する
17 回 知る2 博物館・美術館 博物館・美術館の計画について学習する
18 回 観る・聴く1 劇場 専用劇場の計画について学習する
19 回 観る・聴く2 多目的ホール 多目的ホールの計画について学習する
20 回 働く 事務所・庁舎 事務所・庁舎建築の計画について学習する
21 回 複合施設の計画 複合施設の計画について学習・演習する
22 回 演習課題3 「知る」「観る」「聴く」「働く」の課題レポートの作成とプレゼンテーション(クラスの1/4)
23 回 中間試験 学習シートの内容を中心に、知識を確認する。
24 回 後期中間試験の解答、解説
診る・治す1 医院・診療所
後期中間試験答案の返却、回答および解説
医院・診療所の計画について学習する
25 回 診る・治す2 病院 病院建築の計画について学習する
26 回 建築物の外部空間 建築と都市空間との関係について学習する
27 回 計画の基礎と手順1 人間の行動特性、計画の基礎について学習する
28 回 計画の基礎と手順2 計画・設計の手順について学習する
29 回 演習課題4 「診る」「治す」「外部空間」の課題レポートの作成とプレゼンテーション(クラスの1/4程度)
期末試験 学習シートの内容を中心に、知識を確認する。
30 回 答案返却など 後期末試験答案の返却、解答および解説
【到達目標】建築空間や建築計画に関する基礎的概念、用語を理解できるとともに、各種建築物に関する基礎知識を修得し、計画手法を身につけることを目標とする。
【徳山高専学習・教育目標】C1【JABEE基準】
【評価法】評価=(定期試験4回の点の合計/4×0.8)+20(課題の評価点。未提出があるものは加点しない)、授業態度等を加味して総合評価する。なお、中間段階の評価は試験結果を優先する。
【テキスト】テキスト 建築計画 学芸出版社(川崎寧史、山田あすか編著)
参考図書 コンパクト版建築設計資料集成 丸善(1年次の教科書)
     新建築学体系 彰国社 より該当分野を適宜参照
     住環境の計画 1-5巻 彰国社
【関連科目】建築デザイン概論(本科2年)、建築一般構造(本科3年)、建築環境工学(本科4年)、建築設備(本科5年)、工学デザイン基礎I〜III(本科1〜3年)、工学デザインI〜II(本科4〜5年)、創造演習(本科4〜5年)