環境建設工学専攻総合演習(建築系)(Practice of Environmental and Civil Engineering)
専攻選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
環境建設必修2年2演習古田健一
【授業の概要】
講義や演習で学んだ知識を生きた教材の中で理解することを目的として、公共施設設計の企画から設計までを一貫して行う。環境建設工学総合実験で得た基本設計をもとに設計図と概算見積書を作成し、ウォークスルー・シミュレーションまで行う。
【学修の進め方】
与えられたテーマの分析、計画、積算、成果レポートのまとめ、発表という一連の作業で進めていく。 その内容を確実に身につけるために、授業時間外の作業が必須である。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 オリエンテーション
公共施設設計の概要説明
総合演習のテーマの説明とスケジュールの確認
2 回 設計方針についてのディスカッション コンセプトの決定
3 回 エスキス作成 コンセプトからエスキス作成
4 回 第1回エスキス検討会 エスキスの検討
5 回 エスキスの修正 第1回エスキス検討会の結果を元に修正
6 回 第2回エスキス検討会 修正エスキスの検討、エスキス完成
7 回 図面の作成 (1) 工事実施平面図の作成
8 回 図面のチェック(1) 工事実施平面図の検討
9 回 図面の作成 (2) 工事実施展開図の作成
10 回 図面のチェック(2) 工事実施展開図の検討
11 回 3 次元 CG の作成 (1) 3 次元 CG ソフトにより工事実施図面を立体化
12 回 3 次元 CG のチェック(1) 3 次元 CG ソフトにより工事実施図面立体化の検討
13 回 3 次元 CG の作成 (2) 3 次元 CG ソフトにより工事実施図面を立体化
14 回 3 次元 CG のチェック(2) 3 次元 CG ソフトにより工事実施図面の検討
15 回 積算講義積算手順を解説(1) 工事費の内訳について
16 回 積算講義積算手順を解説(2) 図面から数量拾いの方法について
17 回 数量拾い (1) 図面から数量拾い
18 回 数量拾いのチェック (1) 数量拾いのチェック
19 回 数量拾い (2) 図面から数量拾い
20 回 数量拾いのチェック(2) 数量拾いのチェック
21 回 見積書作成 (1) 概算見積りの作成
22 回 見積書作成 (2) 概算見積りの完成
23 回 プレゼンテーション準備(1) ポスター作成
24 回 プレゼンテーション準備(2) ポスター完成
25 回 プレゼンテーション準備(3) バワー・ポイント作成
26 回 プレゼンテーション準備(4) バワー・ポイント完成
27 回 プレゼンテーション準備(5) ウォークスルー・シミュレーションの作成
28 回 プレゼンテーション準備(6) ウォークスルー・シミュレーションの完成
29 回 成果品のプレゼンテーション完成
30 回 成果品のプレゼンテーションとまとめ 完成した図面、見積書とウォークスルー・シミュレーションの発表を行い、評価する完成した図面、見積書とウォークスルー・シミュレーションの発表を行い、評価する。成果品を個人別作業リストとともに提出。アンケート記入。
【到達目標】空間体験による建築物のスケール感を身につけた上で、企画から設計までの基本的能力を身に付ける。CAD および統計ソフトを用いた設計図書・概算見積書、ウォークスルー・シミュレーションデータをそろえることを目標とする。
【徳山高専学習・教育目標】C1【JABEE基準】1(2)d-3,e,g,i
【評価法】【評価法】 最終図面が正確にできていることと、概算見積書の妥当性、プレゼンテーションが聴衆にうまく理解されていることなどを総合的に評価する。具体的には、毎回のエスキス検討会資料と、最終図面及び概算見積書をレポートとして50%、プレゼンテーションを30%とし、グループ内評価も実施する。
最終評価点=レポート(50%)+発表会評価(30%)+自己評価を含むグループ内評価(20%)
【テキスト】担当者が適宜準備する。
【関連科目】本 科:工学実験I・II(建築系4,5年)、工学デザインI・II(建築系4,5年)
専攻科:環境建設工学専攻総合実験(1年)