河海工学II(River and Costal Engineering II)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
土木建築選択5年前1講義渡辺勝利
【授業の概要】
前半では河川計画、河川構造物および河川環境に関する事項を学習する。後半では、海岸工学に関して、波に関する基本的な性質、波力等の工学的な事項について学習する。
【授業の進め方】
授業は、講義および演習を基本とする。授業の内容を理解を深めるために、予習および復習は不可欠である。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 河川計画(1) 治水計画について学習する。
2 回 河川計画(2) 利水計画について学習する。
3 回 河川構造物 堤防、護岸等の水理構造物の特徴について学習する。
4 回 河川環境(1) 河川の生態環境保全の重要性について学習する。
5 回 河川環境(2) 多自然川作りについて学習する。
6 回 海岸工学の概要・波の基本的性質(1) 海岸工学の講義内容、進め方について説明する。波の基本的な性質について学習する。
7 回 波の基本的性質(2) 波のエネルギー、変形について学修する。
8 回 中間試験 河川計画、河川構造物、河川環境、波の基本的性質について出題する。
9 回 長周期波 長周期波(潮汐、波浪、津波)の特徴について学習する。
10 回 波の観測 海の波の観測手法、波の推算手法について学習する。
11 回 波力(1) 波力の特性、評価法について学習する。
12 回 波力(2) 円柱に作用する波力について学習する。
13 回 演習 波力に関する演習を行う。
14 回 海岸環境 海岸環境の保全の意義、目的、工法に関する事項を学習する。
期末試験 長周期波、波の観測、波力、海岸環境に関する問題を出題する。
15 回 答案返却など 試験問題の解答・解説。1年間の講義の総括。
【到達目標】河川計画、河川構造物、河川環境に関する基本的知識の習得および海の波に関する基本的性質を理解し、工学的な取り扱いの基礎を習得する。
【徳山高専学習・教育目標】C1【JABEE基準】1(2)d-1
【評価法】学年末評価=試験の平均点×0.9+レポート10点
【テキスト】河川工学:河合、和田、神田、鈴木共著(コロナ社)
海岸工学:平山、辻本、島田、本田共著(コロナ社)
【関連科目】水理学基礎(本科3年)、水理学(本科4年)、水理科学(専攻科1年)、応用水理学(2年)