国語総合 II(Japanese)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
一般科目必修3年2講義一色誠子
【授業の概要】
「話す」「聞く(聴く)」「書く」の表現力をつけるために必要な”考える力”を、様々な文章を「読み」「考える」ことで身につけていく。同時に、表現するために必要な基礎的事項をテキストを用いて学んでいく。最終的に、学んだことが実践に活かすことができるかどうかを表現すること〈小論文〉で確認していく。
【授業の進め方】
 ”考える力”を身につけていくために、テキストを用いて文章を正しく読み取っていく。適宜、グループワークも取り入れていく。授業では、その時間の学習の指針となり学習履歴となる「学習シート」を毎時間用意する。なお、国語辞典〈電子辞書も可)は、毎時間携帯すること。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回  授業の進め方について
 読むこと、書くことに慣れる
シラバスを用いて授業の進め方について説明する
自分の表現力を客観的にみてみよう
2 回  言葉に変える I 高樹のぶ子「言葉―自己表現の強い武器」(p158-p160)
3 回  言葉に変える II 高樹のぶ子「言葉―自己表現の強い武器」(p158-p160)
4 回  言葉に変える III メモを取る・メモで伝える(p8-p9)
絵を言葉にする(p10-p11)
5 回  考えること/書くこと I 市川伸一「考えるために書く」(p162)
6 回  考えること/書くこと II 井上史雄「盗まれた?靴」その1(p166-p167)
7 回  待遇表現  敬語によるコミュニケーション
正しい尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方(p34-p35) 
8 回  発想を豊かに/言葉を遊ぶ I 「やわらか頭していますか?」その1
9 回  発想を豊かに/言葉を遊ぶ II 「やわらか頭していますか?」その2
10 回  通信文を書き分ける 手紙の書き方(ビジネスレターとe-mail含む)
手紙の敬意表現、ビジネスの敬意表現 
11 回  メディア・リテラシー I  メディアの特性を知る(p122-p123)
 新聞記事、広告というメディア(p124-p127)
12 回  メディア・リテラシー II 「まわし読み新聞」@(グループワーク)
13 回  メディア・リテラシー III 「まわし読み新聞」A (グループワーク)
14 回  メディア・リテラシー IV 「まわし読み新聞」の発表とコメントシート作成
期末試験 1回〜14回の内容を範囲とする
15 回 答案返却など 前期末試験の返却と解説
小論文と作文の違いについて、小論文とは何か
16 回  小論文入門 I 小論文構成の基礎―「文章の構成」、「文章の型」、「構成ノート」(p58-p61)
17 回  小論文入門 II 論文作成法―「マッピング・メモ」、「アウトライン」、「引用」(p80-85)
18 回  小論文入門 III  「論証」とは?
19 回  小論文入門 IV 文章の設計図を作る(小論文作成の準備)
20 回  小論文の作成(1回目) 小論文を作成する(課題文)
 ※小論文は添削し、次回の実践までに返却する
21 回  表現を工夫する I 論理的な文章を書くための文体と修辞(p50)
文のつなぎ方(p78-p79)
22 回  表現を工夫する II 文章のわかりやすさと推敲の要点
23 回  読み、考え、書く I 松沢哲郎「『人間と動物』という二分法との決別」@(p167-p169)
24 回 読み、考え、書く II 松沢哲郎「『人間と動物』という二分法との決別」A(p167-p169)
25 回  読み、考え、書く III 四方田犬彦「『かわいい』論」@(p171-p174)
26 回  読み、考え、書く IV 四方田犬彦「『かわいい』論」A(p171-p174)
27 回  読み、考え、書く V 四方田犬彦「『かわいい』論」B(p171-p174)
28 回 小論文作成準備 小論文の作成準備をする
29 回  小論文の作成(2回目) 小論文を作成する(課題文)
期末試験 15回〜29回(小論文準備と作成の回除く)の内容を範囲とする。
30 回 答案返却など 期末試験の返却と解説
一年間の学習のまとめ
【到達目標】文章を的確に読み、考え、自らの意見を的確に表現できることを目標とする。
【徳山高専学習・教育目標】A2【JABEE基準】
【評価法】定期試験70%、小論文20%、グループワーク10%で、総合評価する。
[小論文の評価:A+(100),A(90),A-(80),B+(75),B(70),B-(65),C+(60),C(55)]
学年末評価計算式:(前期末試験+後期末試験)/2(70%)+(小論文@+A)/2(20%)+グループワーク(10%)
【テキスト】「国語表現」(教育出版)、「国語表現 演習ノート」(教育出版)
 ※国語辞典(電子辞書可)は、毎時間携帯しておくこと。
【関連科目】国語総合 I,国語総合 II(2年生)