工学実験 I (土木系)(Experiments for Civil Engineers I)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
土木建築必修4年後1実験原   隆 佐賀 孝徳 渡辺 勝利 上 俊二 桑嶋 啓治
【授業の概要】
実践的技術者を養成するうえで重要な、実務にすぐに役立つ技術やJIS規格にある重要な実験方法、土木技術者に求められる基礎的な知識などを修得するとともに、講義内容を体験的に理解する.また、報告書の作成により、技術者として重要な考察能力を養う。
【授業の進め方】
【構造実験】個人でパスタブリッジを製作し実験する。【土質実験】6人/班で行い、3テーマ選択して行う。実験終了後は、実験で得られた結果を考察し、レポートとしてまとめる。全てのテーマ終了後は、一つの実験テーマに関して、全ての班の実験データをまとめ、プレゼンテーションを行う。【水理実験】学生を3班に分けて1 週ごとにテーマを変えながら実験する。また、実験の内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。予習は授業ノートを参考にし、復習は各時間についてのレポートを利用してください。
各回の実験は120分で行う。ただし、時間割で実施日の最終時間に割り振りができなかった場合は、別に授業を行い時間を確保する。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 【構造実験】(1)
担当:原
実験の説明と図面作成
2 回 【構造実験】(2) パスタブリッジの製作(1)
3 回 【構造実験】(3) パスタブリッジの製作(2)
4 回 【構造実験】(4) パスタブリッジの載荷試験
5 回 【水理学実験】(1)
担当:佐賀・渡辺
水脈線の形状
6 回 【水理学実験】(2)
容器からの排水時間と水深の関係
7 回 【水理学実験】(3) ピトー管、管内オリフィス
8 回 【水理学実験】(4) 層流と乱流
9 回 【水理学実験】(5) 管路の摩擦損失水頭
10 回 【水理学実験】(6) 水流が物体に及ぼす力
11 回 【水理学実験】(7) プレゼンテーション
12 回 【土質工学実験】土質工学実験(1)
担当:上・桑嶋
一軸圧縮、一面せん断、圧密(1テーマを選択)
13 回 【土質工学実験】土質工学実験(2) 一軸圧縮、一面せん断、圧密(1テーマを選択)
14 回 【土質工学実験】土質工学実験(3) 一軸圧縮、一面せん断、圧密(1テーマを選択)
15 回 【土質工学実験】土質工学実験(4) 試験結果のまとめ
【到達目標】実務にすぐに役立つ技術やJIS企画にある重要な実験方法、土木技術者に求められる基礎的な知識などを実際に利用できる。また、調査、設計を通じて創造性を涵養する。
【徳山高専学習・教育目標】B1【JABEE基準】1(2)d-2
【評価法】1)各分野の実験の評価の合計で評価する
学年末評価式=水理実験評価× 1/2 +構造実験評価× 1/4 +土質実験評価× 1/4
2)評価方法
100を満点として以下のような基準で採点し、レポートの平均点を総合評価とする。
1.実験を行った(20%):2.成果物(レポート)の提出期限が守られている(10%):3.成果物は実験指導書で要求されている必要条件を満たしている(70%)
【テキスト】土木学会「土質実験のてびき」
徳山高専「水理実験の手引き」、徳山高専「構造実験の手引き]
【関連科目】構造力学基礎(CA2,CA3)、構造力学(CA4)、水理学基礎(CA3)、水理学(CA4)、土質工学基礎(CA3)、地盤工学(CA4)