近代建築史(History of Modern Architecture)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
土木建築選択5年後1講義中川 明子
【授業の概要】
近代建築の工法、構造、理論の変化に伴う建築様式、都市の変遷と代表的建築、建築家について学ぶ。
【授業の進め方】
視覚的理解を助けるため、代表事例などはプロジェクターでの投影を行う。視聴覚教材も利用する。授業内容を理解するために、予習復習のための学習ノート(年表形式)を活用する。その提出は期限を決めて行う。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 ガイダンス
西洋の近代建築 1

授業ガイダンス
産業革命以後の建築
2 回 西洋の近代建築 2 アーツ・アンド・クラフツ運動
3 回 西洋の近代建築 3 アール・ヌーヴォー
ウィーン・ゼツェシオン/ドイツ表現主義
4 回 西洋の近代建築 4 ロシア構成主義/デ・ステイル
アール・デコ
5 回 西洋の近代建築 5 フランク・ロイド・ライト
アメリカの近代建築
6 回 西洋の近代建築 6 ドイツ工作連盟/バウハウス
ミース・ファン・デル・ローエ
7 回 西洋の近代建築 7 ル・コルビュジエ
8 回 中間試験 西洋の近代建築について問う。
9 回 日本の近代建築 1 洋風建築の出現
西洋建築技術の輸入
伝統技術の西洋化と擬洋風建築
10 回 日本の近代建築 2 西洋建築の理解と習熟
耐震理論と新構法の展開
11 回 日本の近代建築 3 日本の表現主義
震災の前後と帝冠様式
12 回 戦後の世界の近代建築 戦後の世界の建築潮流
アメリカ、ヨーロッパ
13 回 戦後の日本の近代建築 戦後の日本の近代建築
14 回 ポストモダン建築 ポストモダン建築
ヨーロッパ、アメリカ、日本
期末試験 西洋の近代建築、日本の近代建築、戦後の世界と日本の近代建築、ポストモダン建築について問う。
15 回 答案返却など 答案返却、総復習。歴史的建造物の保存についての概説。
【到達目標】1. 近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式、都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解する。
2. 「世界に通用する」技術者を目指す者として、日本の建築文化への理解を深め、日本の近・現代建築成立への理解へ一助とすると共に、世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を養う。
【徳山高専学習・教育目標】C1【JABEE基準】1(2)d-1
【評価法】後期中間試験45%、後期末試験45%、学習ノート(年表シート)10%の配分で価する。
【テキスト】西田雅嗣他、『建築の歴史;西洋・日本・近代』、学芸出版社、2003年
【関連科目】歴史(1年)、西洋建築史(1年)、建築デザイン概論(2年)、建築計画(3年)、都市計画(4年)、近代建築史(5年)