専攻 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
機械制御 | 選択 | 2年後 | 2 | 講義 | 牧野 俊昭 | |||
【授業の概要】 本授業では、産業用ロボット技術に関したロボット制御工学について学ぶ。特に、古典制御理論による制御工学(本科4年次、5年次)、現代制御理論によるシステム制御工学(専攻科2年次)を基に、ロボット・メカトロ要素、アクチュエータ技術、運動制御技術、応用展開などのメカトロニスク・ロボティクス技術について学ぶ。 | ||||||||
【学修の進め方】 ノート講義を中心に授業を進める。授業内容の理解度を確認し、不足を補うためのレポート課題の出題、授業に対する要望などを知るために、学習シートを配布する。特に、本科で学んだ物理学、機械力学、電気回路、電子回路、計測工学、制御工学などの知識に基づいて、ロボット制御工学を学ぶ。また、最近のトピックスを例に示し、知能ロボット制御工学に対する興味向上に努める。授業の内容を確実に身につけるため予習復習が必須である。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | メカトロニクス・ロボティクス概念 | オリエンテーション(講義の目的,概要,進め方等) | ||||||
2 回 | 基礎技術(1) | ディジタル論理の基礎を学ぶ | ||||||
3 回 | 基礎技術(2) | メカトロニクスにおける情報と制御理論を学ぶ | ||||||
4 回 | 基礎技術(3) | 制御用コンピュータのハード・ソフト技術を学ぶ | ||||||
5 回 | ロボット・メカトロニクス要素(1) | センサ技術について理解する | ||||||
6 回 | ロボット・メカトロニクス要素(2) | アクチュエーション技術について理解する | ||||||
7 回 | ロボット・メカトロニクス要素(3) | 実装技術について理解する | ||||||
8 回 | 中間試験 | 中間試験を実施して理解度を確認する | ||||||
9 回 | ロボティクス(1) | マニピュレーションの力学と制御を理解する | ||||||
10 回 | ロボティクス(2) | 移動機構の力学と制御を理解する | ||||||
11 回 | ロボティクス(3) | テレロボティクス技術を学ぶ | ||||||
12 回 | ロボティクス(4) | 人間・ロボットのインターフエイス技術を学ぶ | ||||||
13 回 | ロボティクスの応用展開(1) | 知能ロボット、メンテロボット等を学ぶ | ||||||
14 回 | ロボティクスの応用展開(2) | 知能ロボット、メンテロボット等を学ぶ | ||||||
15 回 | 期末試験 | 本授業で学んだ内容の理解度について確認する | ||||||
16 回 | 答案返却など | 試験の解答と解説を行う | ||||||
【到達目標】 | ロボットの基礎技術を理解して、部品要素、センサ、運動学、制御技術などが説明できる。又、産業界で活躍している知能ロボット等の諸技術を説明できる。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | C1 | 【JABEE基準】 | 1(2)d-1 | |||
【評価法】 | 中間(50%)、期末(50%)の定期試験(2回)で評価し、60点以上を合格とする。 | |||||||
【テキスト】 | メカトロニクス・ロボティクス(日本機械学会 機械工学便覧 応用システム編) 参考図書:わかりやすい制御(三菱電機オーム社) | |||||||
【関連科目】 | 本科:基礎物理I(2年)、工業力学(3年)、機械力学I・II(4・5年)、制御工学I・II(4・5年)、電気回路I・II(3・4年)、電子回路I・II(3・4年)、計測工学(5年) 専攻科:システム制御工学(2年) |