専攻 | 選択・必修 | 開設時期 | 単位数 | 授業形態 | 担 当 | |||
環境建設 | 選択 | 1年後 | 2 | 講義 | 目山直樹 | |||
【授業の概要】 建築生産(@企画・計画、A設計、B施工、C保全、D解体・廃棄)の一連の流れの中での計画、設計、施工の位置づけと各生産工程の係わり合いおよび建築生産史について学習する | ||||||||
【学修の進め方】 講義形式を主体とし補足プリントで内容を充実させる。学習シートを用いて、その週の講義の目的(内容)を最初に示し、できる限り学生と教員の双方向の授業が実現できるものとする。その内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。 | ||||||||
【授業計画】 | 【授業項目】 | 【内 容】 | ||||||
1 回 | 建築生産とそれを取り巻く環境の変化 | 建築生産の転換、ストック型社会の中での建築生産、環境問題と建築生産等の概要について学ぶ。 | ||||||
2 回 | 建築プロジェクトの起こり方 | 建築活動の成果としてのストックの状況、既利用地および未利用地での建築生産の起こり方について学ぶ。 | ||||||
3 回 | 経済行為としての建築プロジェクト | 経済行為としての建築プロジェクトの特徴、成熟社会・人口減少社会における建築プロジェクト等を学ぶ。 | ||||||
4 回 | 建築プロジェクトの編成と産業構造 | 建築プロジェクトの編成と産業構造について住宅産業と一般建設業に分けて市場構成や歴史を学ぶ。 | ||||||
5 回 | 建築生産と社会規範 | 建築生産のあらまし、法以外の諸規範および社会のニーズと建築関係について学ぶ。 | ||||||
6 回 | 建築生産のプロセス 演習1 企業による建築生産の実例 |
利用開始までのプロセス、維持保全と建築ストックの利用および解体から再建築へのプロセスについて学ぶ。 | ||||||
7 回 | 企画 | 企画業務とその役割、企画業務の内容とプロセスおよび企画業務の担い手とチーム編成等について学ぶ。 | ||||||
8 回 | 発注と契約 | 発注者の種類と役割、設計者・施工者の発注方式および選定、建設工事の契約形態とリスク等について学ぶ。 | ||||||
9 回 | 設計と監理 | 設計業務とその役割、設計業務の担い手、設計情報の表現方法、設計情報の連携・統合について学ぶ。 | ||||||
10 回 | コスト管理 | コスト管理の重要性、積算、コスト管理手法、主要なコスト関連データについて学ぶ。 | ||||||
11 回 | 生産管理 | 建築生産と生産管理、PDCAサイクルとISOマネジメント、品質管理、工程管理等について学ぶ。 | ||||||
12 回 | ファシリティマネジメント | ファシリティマネジメントの概要、FMの主要課題、FMの業務体系、FMの手法・技術等について学ぶ。 | ||||||
13 回 | 解体と資源循環 | 解体・廃棄・リサイクル、解体工事の内容、解体廃棄物、建築リサイクル法について学ぶ。 | ||||||
14 回 | 建築生産の未来像 演習2 建築プロジェクトの企画 |
市場の規模と構成の変化、利用者との関係の変化、ITの進展と生産環境の変化、専門技術と職務の変化等について学ぶ。 | ||||||
15 回 | 期末試験 | 1回から14回までの授業の総合的な内容で筆記試験を行う。 | ||||||
16 回 | まとめ | 答案を返却し、問題の解説および模範解答の詳細を説明する。 | ||||||
【到達目標】 | 建築生産と社会・歴史の係わり合いを考える素地を身につける。 | 【徳山高専学習・教育目標】 | C1 | 【JABEE基準】 | 1(2)d-1 | |||
【評価法】 | 定期試験の得点を4割、レポートの得点を6割で評価する。 レポートの半分は建築プロジェクトの企画(ケーススタディ)が占めるものとする。 | |||||||
【テキスト】 | 松村秀一編著 建築生産 市ヶ谷出版社 古坂秀三編著 建築生産 理工図書 | |||||||
【関連科目】 | 建築施工法(本科4年)、建築法規(本科5年)、建築設計計画学(専攻科2年)、都市計画(本科4年) |