設計製図I(Machanical Design and Drawing I)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
機械電気必修3年前1講義池田光優 張間貴史
【授業の概要】
第二学年に引き続き、機械構造物を設計する際に必要な機械要素について、その作図法を学ぶ。
また、各機械要素を基にした簡単な製品の作図をCADで行えるようにする。
【授業の進め方】
この講義で学ぶ機械要素は5種類あり、1つの機械要素について2〜3週の講義・演習を行う。学習シートは、各要素につき5〜10枚配布する。それぞれの要素については、最初の週で、概要の説明を行い、2週目で、手書きの作図により、要素の書き方を覚える。3週目がある場合は、各要素を用いた簡単な製品について、CADを用いて3次元的に作図する。
【授業計画】 【授業項目】 【内 容】
1 回 1・2学年の内容の復習 これまでに学習した内容を復習する。
2 回 第4章 ばね
   ばねの概要
バネの種類、構造を通して、バネの役割を理解する。
3 回    コイルばねの作図 ばねの作図(略図を含)を行う。
4 回    板ばねの制作 板ばねの制作を行い、完成させる。
5 回 第5章 歯車
   歯車の概要
歯車の種類、構造の説明を通して、歯車の役割を理解する。
6 回    平歯車の作図(1) 平歯車の作図を行う。
7 回    スグバカサ歯車の製作 スグバカサ歯車の製作を行い、完成させる。
8 回 第6章 管・管継手・バルブ
   管・管継手・バルブの概要
管・管継手・バルブの種類、構造の説明を通して、管・管継手・バルブの役割を理解する。
9 回   ねじ込み玉型弁の作図(1)  ねじ込み玉型弁の作図を行う。
10 回   ねじ込み玉型弁の作図(2)
11 回    逃がし弁の製作(1) 逃がし弁の製作を行い、完成させる。
12 回    逃がし弁の製作(2)
13 回 第7章 溶接
   溶接の概要
溶接継手の種類等を通して、溶接の役割を理解する。
14 回    溶接記号の作図および理解 溶接記号の作図を行い、それぞれの記号の意味を理解する。
期末試験 ばね、歯車、管・管継手・バルブ、および溶接記号について、基本的な理解と作図方法の確認を行う。
15 回 答案返却など 解答済みの試験答案を返却し、これまで学んできた機械要素の作図についての総括を行う。
【到達目標】機械構造物における基本的な機械要素の製図が行える。
各機械要素の役割が理解出来る。
【徳山高専学習・教育目標】B1【JABEE基準】
【評価法】まず、全ての課題が提出出来ていることが単位所得の条件である。
総合評価の内、60%は課題の提出状況によって評価する。
総合評価の内、残りの40%は定期試験による評価とする。
各課題、各試験の評価は、授業中に説明する。
【テキスト】林 洋次 他 「機械製図」(実教出版)
門脇、高瀬共著   「SolidWorksによる3次元CAD」(実教出版)
【関連科目】ME1 基礎設計製図I、ME2基礎設計製図II、ME4設計製図II、ME5設計製図III、ME5卒業研究