世界経済(World Economy)
本科選択・必修開設時期単位数授業形態担 当
一般科目選択4年1講義黒田恵三
【授業の概要】
1.前半部分で世界経済の理解のために必要な基本的知識を紹介し、確認する。
2.後半部分で世界経済について、現状はどうなっているか、なにが起きようとしているのか、健全な発展のためになにが求められるか、を講義する。
【授業の進め方】
1.講義に当たって、前半部分はテキストを、後半部分はプリントを中心に使用する。
2.講義の冒頭に前回内容の復習を行い、理解度を確かめる。
【授業計画】
【授業項目と内容】

1回:講義開始に当たって
     自己紹介・授業の方針と内容の説明・参考図書の紹介
     世界経済に関わる常識診断(簡単な調査を実施)
2回:世界経済の総論(世界経済の理解に必要な基礎的知識) @
     世界経済常識診断の回答・解説、および講評
     世界経済の概観
3回: 同 A世界経済とイラク・北朝鮮問題
     両問題の経緯・現状・課題・展望
     世界のエネルギー事情・核開発問題
4回: 同 B世界経済とそのルール
     経済摩擦・直接投資・世界貿易機関(WTO)、国際通貨基金(IMF)関連
5回: 同 Cグローバル・エコノミー
     全体像・南北問題・地域経済統合
     自由貿易協定(FRA)
6回: 同 D国際収支貿易の理論
     基礎知識・統計の見方・外国為替
     比較生産費説
7回: 同 E世界経済、アジア経済と日本
     どうつながっているか
     国際金融・通貨不安
8回:世界経済の各論(主要各国・地域経済の現状・課題・展望)@
     アメリカ(その1)
9回: 同   A
     アメリカ(その2)
      −ニュー・エコノミーをめぐって−
10回: 同   B
     欧州連合(EU)(その1)
11回: 同   C
     欧州連合(EU)(その2)
      −ドイツ・イギリス・フランス−
12回: 同   D
     アジア(アセアン・アジアNIEs)
13回: 同   E
     中国・韓国・インド
14回: 同   F
     ロシア・カナダ・中南米・大洋州等
15回:講義終了に当たって
     これまでの講義の総括、および(もしあれば)補足
【到達目標】1.世界経済に対してまず興味を抱く(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ等の報道になじむ)。
2.世界経済の理解に必要な最低限の知識を習得する。
3.世界経済の現状、課題について基本的認識を身につける。
【徳山高専学習・教育目標】A2【JABEE基準1(1)】a
【評価法】1.学期末に行う一回の試験の成績に基づき評価する。
2.平常の授業態度、出席状況が悪い場合には、試験の点数から割り引く場合がある。
【テキスト】1.テキスト:「世界経済のニュースが面白いほどわかる本」小泉祐一郎著、(株)中経出版
2.プリント(新聞・雑誌等)
3.(場合により)テレビ・ニュース番組等のビデオ視聴
【関連科目】政治・経済