競技を終えて

感想

ロボコンに参加した小学生の皆さんは、競技に勝つためのスピードを重視するか、デザイン重視でいくかなどのコンセプトを明確にしており、いろいろな工夫を凝らしたロボットを製作していました。特に、優勝した大本さんのロボットはデザインも優れていましたが、スピードはこちらの予想をはるかに超えたロボットに仕上がっていました。また、最速賞を受賞した田村君は予選の反省をもとに調整を行い、決勝トーナメントでは見違えるようなスピードのロボットに仕上げ最速タイムの17秒をマークしました。

参加した16名の皆さんのロボットはそれぞれ試行錯誤の跡がうかがえ、すべて予想以上の出来栄えでした。

また、競技は障害物をよけながら三個の風船を割るタイムを競う単純なものでしたが、参加者の皆さんは風船を割る順番、コース取りなど、対戦相手に応じた戦法を考えてロボットを操縦していました。

おもしろいのは必ずしもスピードの速いロボットが勝ち上がっていなかったこと。スピードは遅いが操縦性がよいロボットが確実に風船を割り勝ち上がってきたケースもみられました。小学生の皆さんは、表彰式で天野校長が話した「速度を上げればそれだけ操縦が難しくなる。学校の勉強と違ってロボットの製作には答えは決まっていないのです。そこがロボコンのおもしろいところなのです。」ということを身をもって体験したのではないかと思います。

今年の反省をふまえ、来年度以降もロボコンを盛り上げていきたいと思います。

反省点


Copyright © 2004 徳山高専 All rights reserved.