構造デザインコンペティション 募集要項

◆ ブリッジコンテスト ◆

(pdfファイル 72KB)

1.テーマ背景
 社会資本の大部分を担う建造物や生活に密接した建築物などは、さまざまな構造様式の集まりから構成されている。 このような構造物は「用・強・美」の構造の三要素を兼ね備えている。 すなわち、構造物は、その使用目的を満足することはもとより、強度が十分でしかも美しい構造が望まれている。
 このデザインコンペティションでは、与えられた材料、載荷方向、支持の条件のもとで、その荷重に耐える(「強」)構造物(「用」)を構造の美しさ(「美」)を兼ね備えたものとして提案していただきたい。 また、構造様式については、これまで経験した構造様式の知識を基礎として、創造性を大いに発揮して構造の三要素を兼ね備えた新しい構造を提案していただきたい。
 技術力と創造性で物と物、夢と夢、人と人を「つなぐ」ブリッジのコンテストとなることを期待している。

2.競技種目
 競技種目は以下の2種目とし、評価は2種目の総合あるいは個々の成績で行う。
    (1)ステンレスブリッジ     (2)パスタブリッジ

(1)ステンレスブリッジの部

1)設計及び制作条件
 周南地域の特産のステンレス板(SUS304-0.1mm)を用いて、より耐荷力の大きいブリッジを製作する。

<構造形式>
 両端を固定しない単純支持形式の構造体とする。

<寸法>
 スパン96cm、幅10cm、全高20cmで囲まれる六面体に収まる形状とする(載荷時の支持点間隔は90cmm、支持点はφ20mmの丸鋼)。(参考図を参照)

<質量>
 制作物の質量は400g(セパレータ2本の質量90gを含む)以内とする。  (載荷ジグとしてのセパレータは、大会本部で用意したものを、ブリッジにあらかじめ準備(穿孔)した孔に通し、固定する。)

<載荷方法>
 2点載荷(4点曲げ)方式とし、載荷は、寸法に示した下面から高さ2cm以内で30cm間隔に配置したC型セパレータ(C100、φ9mm間隔10cm)2本を介して行うものとする。(参考図を参照)

<支持方法>
 両端単純支持とする。制作物を載せる支持部は平面し、その上にφ20mmの丸鋼を設置したものとする

<使用材料>
 厚さ0.1mmSUS304ステンレス板を使用する。接合はビスM3なべ小ねじL=10mm(JISB1101)、六角ナット(JISB1181)、小型丸平座金による接合のみを使用するものとする。なお、一つの部材の長さは70cm以内とする。

<耐荷性能>
 荷重器具等に要する初期荷重は500gとする。あらかじめ実験や解析を行うなどして、制作物の耐荷予測値(kg、ただし初期荷重500gを含む)を推定すること。
 ただし、載荷はジャッキで行い最大耐力点または最大たわみ50mmを生じたときの荷重を耐荷力とする.

2)競技方法
 ステップ1:準備:制作物を載荷台に置き、荷重器具をセットする。
 ステップ2:載荷:ジャッキにより連続的に載荷する。
 ステップ3:終了:以下のいずれかの時点で競技は終了とし、耐荷力を決定する。
   @最大耐力点を超え耐力を失った場合。
   Aはり中央のたわみが50mmになった場合。
備考:登壇者は各チーム2名以内とする。

(2)パスタブリッジの部

1)設計及び制作条件
 身近にある脆性材料であるパスタを用いて、より耐荷力の大きいブリッジを製作する。

<構造形式>
 両端を固定しない単純支持形式の構造体とする。

<寸法>
 スパン648mm、幅80mm、全高102mmで囲まれる六面体に収まる形状とする(載荷時の支持点間隔は648mm)。(参考図を参照)

<質量>
 制作物の質量は100g以内とする。

<載荷方法>
 支持台にブリッジをセットし、はじめに、@1片108mmのアルミ板4片と1片135mmのアルミ板2片からなる合計質量900g(道路に相当)を載荷する。次に、A900gの車両を落差140mm距離1110mmの斜面を下り降りて移動荷重としてブリッジに載荷する。引き続きB車両に質量を付加してAを繰り返し、ブリッジが破壊するまで実験を続ける。(参考図を参照)

<支持方法>
 両端単純支持とする。

<使用材料>
 パスタ(直径は1.8mm以内)を使用する。接合はホットボンドを使用し、接合のみに使用するものとする。

<耐荷性能>
 あらかじめ実験や解析を行うなどして、制作物の耐荷予測値(g、ただし初期荷重900gを含む)を推定すること。
 ただし、最大耐力点(車両がブリッジを通過した最大荷重)またはブリッジの一部が支持装置底面に触れたときの最大荷重を耐荷力とする。

2)競技方法
 ステップ1:準備:制作物を載荷台に置き、荷重器具をセットする。
 ステップ2:載荷:車両の自由滑降による。
 ステップ3:終了:以下のいずれかの時点で競技は終了とし、耐荷力を決定する。
   @最大耐力点を超え耐力を失った場合
   Aはりが支持装置底面に触れた場合。
 備考:登壇者は各チーム2名以内とする。

3.応募方法

(1)エントリーシートの提出
 各校で選ばれた各競技種目の応募者(各校各1チーム以内)は、必要事項を記入したエントリーシート(様式指定)を所定の期限(平成19年10月2日(火)〜10月9日(火)17:00必着)までに下記の提出先へ郵送または持参すること。エントリーシートはホームページからダウンロードできる。エントリーシートを提出しないチームは本選に参加できない。

(2)プレゼンテーション用紙及び制作物の提出
 各競技種目について、それぞれ以下の事項を含むプレゼンテーション用紙(A2版各1枚、パネル不可)及び制作物を受付時に提出すること。なお、各用紙の裏面右下隅に、エントリーシートのコピーから切り取った紙面(学校名・チーム名・作品名を記入したもの)を貼付すること。また、制作物は受付時に質量を計量すること。
  設計主旨、平面図、立面図、写真、質量(g)、耐荷予測値(kgまたはg)、
  比耐荷予測値(耐荷予測値(kg)/質量(kg))
 注意)耐荷予測値はエントリーシートに記入した値と同じであること。

(3)提出先  〒745-8585 周南市学園台
 徳山工業高等専門学校総務課
 構造デザインコンペティション担当宛(「エントリーシート在中」と表記のこと。)

4.応募資格
(1)高等専門学校に在籍する学科生及び専攻科生
(2)チームは個人もしくは6名以内のグループで構成
(3)チームメンバーの所属する学科や専攻は不問
(4)学科生と専攻科生の合同チームも可
(5)各校各競技種目1チーム以内

5.審査員及び審査方法

(1)審査員
  委員長 長井 正嗣 氏 長岡技術科学大学 環境・建設系 教授
  委員 加藤 史郎 氏 豊橋技術科学大学 建設工学系 教授
  委員 渡邊 陽二郎 氏 若築建設 執行委員 設計部長 技術士(建設部門)

(2)審査方法
 各競技種目について次の3項目に関して審査を行う。
   (1)耐荷力(kg) (2)比耐荷力(耐荷力(kg)/質量(kg))(3)審査員評価
 ここに、審査員評価とは、(a)創造性(b)デザイン性(c)アイデア(d)完成度の評価に基づくものとする。
 次の@からBの方法で各チームの得点及び競技順位を決定する。
 @審査項目(1)、(2)について、各々の得点(1)、(2)を以下のように算定する。
   得点(1)=30点 × チームの耐荷力(kg)/全チームの耐荷力の最大値(kg)
   得点(2)=30点 × チームの比耐荷力/全チームの比耐荷力の最大値
 A審査項目(3)は、(a)〜(d)の評価各5点合計20点(3名合計60点)で評価を行う。
 B以上を総合して得点を算定し、得点順位をもって各競技種目の競技順位とする。

6.表彰
 各競技種目の総合順位により表彰を行う。表彰規定は審査方法に基づき、以下のとおりとする。

(1)最優秀賞(文部科学大臣賞)
 最優秀賞は、各競技種目(ステンレスブリッジおよびパスタブリッジ)の競技順位の総合順位が1位のチームとし、賞状及び副賞を授与する。
 順位は以下の通り決定する。
 (i)各競技の順位の合計が小さいチームを上位とする。
 (ii)(i)の順位が同数の場合は当該チームの最も上位の競技種目の順位が小さいチームを上位とする。
 (iii)(ii)の順位が同数の場合は合計得点の大きいチームを上位とする。
 (iv)(iii)の順位が同数の場合は合計質量の小さいチームを上位とする。
 (v)(iv) の順位が同数の場合は審査員の合議により決定する。

(2)優秀賞
 優秀賞は、最優秀賞受賞チームを除くチームのうち、ステンレスブリッジおよびパスタブリッジの各競技種目について、各順位が小さい2チームとし、賞状及び副賞を授与する。
 各順位は以下の通り決定する。
 (i)順位の小さいチームを上位とする。
 (ii)(i)の順位が同数の場合は得点の大きいチームを上位とする。
 (iii)(ii)の順位が同数の場合は質量の小さいチームを上位とする。
 (iv)(iii)の順位が同数の場合は審査員の合議により決定する。

(3)審査員特別賞(構造賞)
 すべての参加作品のうち、審査員が特に構造が優れた作品1点を選定し、構造賞として賞状及び副賞を授与する。

(4)審査員特別賞(デザイン賞)
 すべての参加作品のうち、審査員が特にデザインが優れた作品1点を選定し、デザイン賞として賞状及び副賞を授与する。

  (1)最優秀賞(文部科学大臣賞) 1点 賞状及び副賞
  (2)優秀賞 2点 賞状及び副賞
  (3)審査員特別賞(構造賞) 1点 賞状及び副賞
  (4)審査員特別賞(デザイン賞) 1点 賞状及び副賞

7.その他

(1)質疑応答
 質疑は、e-mailのみで受け付け、質疑への回答はホームページで公開する。
 宛先は、構造デザインコンペティション担当
  e-mail:bridge@tokuyama.ac.jp

(2)競技日程
 1)募集要項の公表・配布:平成19年2月1日(木)
 2)質疑期間:平成19年2月1日(木)〜5月1日(火)
 3)質疑回答の公表:平成19年5月15日(火)
 4)エントリーシート提出期間:平成19年10月2日(火)〜10月9日(火)17:00必着
 5)本選受付・オリエンテーション(プレゼンテーション用紙・制作物の受付)
     :平成19年11月16日(金)13時〜16時(予定)
 6)本選:平成19年11月17日(土)

○参考図
@ステンレスブリッジ
ステンレスブリッジ

Aパスタブリッジ
パスタブリッジ1

パスタブリッジ2



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